【ねこまたぎ通信】

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国際エイズ会議:2万人近くが参加し、タイで始まる

 【バンコク竹之内満】「第15回国際エイズ会議」(国際エイズ学会など主催)が11日夜、バンコク北郊のノンタブリで開幕した。また、開会に先立って行われたアジア太平洋関係閣僚会議では、「今われわれが断固たる行動を取らなければ、アジア太平洋地域が流行病の新たな震源地となることに懸念を表明する」との共同声明を採択した。

 閣僚会議には、日本からは藤崎一郎外務審議官らが出席。声明で、「エイズは単に保健問題ではなく、多分野間にまたがる開発問題と認識する」とした。

 また、開会式典に出席した国連のアナン事務総長は「エイズ感染拡大は、経済的、社会的発展を数十年分、後戻りさせる恐れがある」と述べ、各国担当者の指導力発揮を求めた。また、「何よりも社会的弱者や若い女性への教育が必要」と指摘した。

 エイズ会議は16日までの6日間の日程で行われる。「万人へのアクセス」を共通テーマに、政府関係者や研究者、非政府組織(NGO)など、日本を含めた約160カ国の2万人近くが、「基礎医学」「政策・プログラムの実行」など、五つの分野を中心に論議する。

毎日新聞 2004年7月11日 21時15分