【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 「連中に爆弾を食わせてやれ」byテリー・ジョーンズ

暗いニュースリンク
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/04/by_5203.html

連中に爆弾を食わせてやれ(Let them eat bombs)イラクで栄養失調の子供が倍増という不可解

by テリー・ジョーンズ:英ガーディアン紙2005/04/12付けコラム


ジュネーブで開催される国連人権委員会のために用意されたレポートによれば、イラクの子供にとっては、現在よりもフセイン政権時代のほうがマシだったと結論づけているそうだ。
ジョージ・ブッシュトニー・ブレアのような、高いところから爆弾を落として街を破壊したり病院や学校、発電所を吹っ飛ばしたりすることが、子供の成長に最良であると信じている人々にとって、この報告はもちろん、手痛い一撃となる。
今になって明らかになったところでは、米国主導のイラク攻撃の結果、イラクの子供達の生活状況は改善するどころではなく、5歳以下の子供で栄養失調に陥る人数は、不可解なことに倍増している。サダム政権時代、5歳以下の子供で飢餓に苦しむ割合は約4%だったが、昨年末の段階でそうした子供は約8%に増加したというのだ。
『軍隊を使って中東の子供達に良いことをしてあげよう省』に所属する我々にとって、この結果はさらに期待外れとなった。それ以前の、英国とアメリカによる、イラクの子供達の生活を改善するという試みもまた失望だった。例えば、かつての経済制裁においても、状況の改善には失敗していた。1990年に制裁が始まってから、5歳以下の子供の死亡率は増加した。我々の行った経済制裁のおかげで、1995年までにおよそ50万人の子供が死亡することになったのである。
それから1年後、当時の米国連大使マデリーン・オルブライトは、必死で強がった。経済制裁が原因で、ヒロシマで殺されたよりも多くの子供がイラクで死ぬことになったとテレビのインタビュアーに指摘されて、オルブライトは開き直って言った:「(制裁するだけの)価値はあったと思いますよ(we think the price is worth it)」
しかし、ジョージ・ブッシュはそんなことはしなかった。代わりに、爆撃することを思いついたのだ。そして単に爆撃するだけでなく、子供達の父親を拷問し、母親達を辱め、路上で撃ち殺すことにした。しかしそのいずれも、無駄なことだった。イラクの子供達は、より栄養豊富な、健康的で死ぬ恐れの少ない生活を拒否している。本当に不可解なことだ。
そんなわけで、『軍隊を使って中東の子供達に良いことをしてあげよう省』の一員として、一般市民である皆さんから、知恵を拝借したいと訴える次第である。もしも皆さんが、私達が今までやってきたような、イラクの子供達に適用する軍事的手法を他にも思いついたなら、大至急教えていただきたい。我が国の現在の体制下において、イラクの子供達の問題に軍事的な対応をするためなら、使えるお金に制限など一切存在しないと、保証しておこう。
英国では、貧困ライン以下の生活をしている子供は360万人ほど居るが、米国も、そうした子供達を1,290万人ほど抱えている。英米両国政府が、そうした状況を改善すべく、現金を用意する見込みは全くない。しかし、これにお金を使う価値は充分あるはずだ。なにしろジョージ・ブッシュトニー・ブレアは、イラクの子供達の生活を改善するという理由で、爆弾や砲弾や弾丸を買うお金をいくらでも用意できるというのだ。皆さんなら、よくお分かりだろう。