【ねこまたぎ通信】

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まさしく,勝てば官軍

大量破壊兵器国連の査察は不要 米大統領報道官

 【ワシントン中島哲夫】フライシャー米大統領報道官は22日、イラク大量破壊兵器の廃棄については現地に展開している米英などの軍が「責任を持って進めている」と述べ、国連による査察が必要な状況ではないと強調した。

 報道官は、フセイン政権の消滅を受けて大量破壊兵器を除去するための枠組みを見直すと述べ、ブッシュ大統領は最も効果的な方法を望んでいると指摘。米国などが「その任務をやり遂げる」と明言した。

 イラク大量破壊兵器は未発見だが、フライシャー報道官は「実在することを我々は知っており、見つかるものと確信している」と主張した。

 これらは国連安保理理事国のうち査察再開を主張する諸国や国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長をけん制した発言と言える。フライシャー報道官は、ブリクス委員長が英BBC放送に、イラクに関する米英の情報は不確実なものだったと批判的に語った点にも「不幸なことだ」と反発した。

 フライシャー報道官は、イラクに対する制裁解除が必要だというブッシュ大統領の主張も重ねて強調した。

毎日新聞4月23日] ( 2003-04-23-09:48 )