【ねこまたぎ通信】

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タイ国王陛下、首相の“独善”に忠告

 プミポン国王陛下は、76歳の誕生日を迎えられる12月5日の前夜、バンコク都内チットラダ宮殿内のサラ・ドゥシダライ広間に集まった国民、政府職員を前にお言葉を述べられた。陛下は、タクシン首相に対して、「これまでの政治運営の成功は首相一人の力によって成し遂げられたものではないことを認識するように」と助言された。陛下は母親にあたるシーナカリン殿下のお言葉を引用され、「私が40〜50代の頃、母は私のことを褒められた。ただ、それで浮かれてはならないと付け加えられた。私の『プミポン』という名前は“常に地面に足を載せておかなければならない”という意味とおっしゃった。憲法では王室の批判をしてはならないと規定されているため、私の考えが正しいかどうかはわからない。そんなとき、私がアドバイスを求めたのは、今は亡き母だった」と述べられた。陛下は、先に首相が麻薬・覚せい剤一掃キャンペーンに対する勝利宣言をしたことについて、「2500人が死亡したとなっているが、実際はこれを上回るのではないか。また死亡した人の責任の所在についても明確にすべき」と指摘された。このほか政府が推進している生徒中心の教育制度についても「教師は生徒の意見や疑問に耳を傾けるべき」と述べられた。

●感動した