スーダンに新たな制裁措置は不要 連邦議会に報告

　【ワシントン中島哲夫】ブッシュ米大統領は２２日、連邦議会に対し、スーダン政府が反政府ゲリラ組織を持つスーダン人民解放運動（ＳＰＬＭ）と誠実な和平交渉を続けていると報告した。スーダンに関する特別法に基づく報告で、この内容は新たな制裁措置は必要ないという認定を意味する。既存の制裁の解除には直結しない。

　スーダンは０１年の米同時多発テロ後、かつて同国に滞在したウサマ・ビンラディン氏との絶縁を誓うなど、米国への協力姿勢を示した。米政府はこれを評価し、関係改善への動きを徐々に進めている。

［毎日新聞４月２３日］ ( 2003-04-23-13:22 )