スペイン政府、米に説明要求へ 自国人カメラマン死亡で

　８日のマドリードからの報道によると、スペイン政府は、バグダッドで多くの報道機関が拠点としているホテルを米軍戦車が砲撃し、記者５人が死傷した問題で米国に説明を求める方針を決めた。死亡した２人のうち１人がスペインのテレビのカメラマンだった。現場にいた記者らは、砲撃の前にホテルから戦車への攻撃はまったくなかったと伝えている。
　バグダッドからの報道では、スペイン人のカメラマンは、ロイター通信カメラマンらが犠牲となった部屋の下の階にいて負傷、その後死亡したという。
　フランス通信（ＡＦＰ）によると、仏テレビが撮影した映像で見る限り、砲撃の前に戦車に向けた銃声などは一切なく、反撃とは思えないとしている。また、戦車は砲台をホテルに向け、少なくとも２分間は待った後、撃ったという。また、カメラは橋を撮影するために早朝から設置されていたようで、突然、戦車に向けられたわけではないようだ。
(04/09 00:33)
さんさん