【ねこまたぎ通信】

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米軍が故意に標的の可能性 アルジャジーラ会見

 【ドーハ田中洋之】カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」のバグダッド支局が米軍のミサイル攻撃を受け、記者1人が死亡した事件で、アルジャジーラのサマル代表とヒラル報道局長が8日、ドーハの同テレビ本社で記者会見した。ヒラル局長は「支局は住宅街にあり、ペンタゴン(米国防総省)は場所を正確に知っていた」と強調、米軍が故意に支局を標的にした可能性があるとの認識を示した。
 アルジャジーラによると、イラク戦争が始まる前の2月末、バグダッド支局の詳細な位置を知らせる手紙を米国防総省に送っていたという。
 また、開戦後には南部のバスラで、支局の入っているホテルがミサイルの直撃を受けたため、同社のスタッフの安全を確保するよう米国に求める声明を発表していたばかりだった。
 ヒラル報道局長は、バグダッドのほか南部のナシリアで活動している記者やスタッフを安全確保のため撤収させる考えを示した。
 会見には、死亡したタレク・アイユーブ記者(35)の妻ディーマさんが電話で出演し、「夫は世界に(イラク戦争の)真実を明らかにしようとして死んだ」と涙ながらに語った。同記者には妻と1歳の娘がいた。
毎日新聞4月9日] ( 2003-04-09-12:00 )