【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 「ひとかたまり」の社会

生き物の社会に「強者」「弱者」の生じるのは自然の摂理である。しかし、その両者の隔たりを制度によって埋めようとするのが、「互恵平等」「機会均等」を理念とする「人間」の社会である。すでに現実社会に在る「強者」「弱者」の関係をもってしてなお、「強者」「自由」「平等」「公正」「正義」を口にして、あたかもそれが既存の前提条件としてあるように並べ立てるのは、「不誠実」にしか聞こえない。口憚らず「勝ち組」「負け組」などと称して、それを「自明の理」と断じるのであれば、原始社会に戻ればよい。
「ひとかたまり」の人間社会を「国家」と称し、構成する個々が見えないものは、「ひとかたまり」「愛」を説き、個々の「愛」を知るすべもない。仮に、「戦争」を国策の是と仮定したとして、私たちが知る「ひとかたまり」の「死者10万人」は、他ならぬ「弱者」であることを知るべし。「ひとかたまり」の社会の富が、正規分布しない「ひとにぎり」「強者」の富である事は、その社会を指導する者の「不誠実」の証明に他ならない。


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