相継ぐ爆弾事件

中国：北京駅広場で爆発、時限爆弾装置の部品押収

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20050710k0000m030022000c.html

　【北京・大谷麻由美】９日付の北京紙「京華時報」によると、北京中心部にある北京駅の西広場で８日午後１時４０分ごろ、ごみ箱が爆発した。けが人はいなかった。公安当局は目覚まし時計や導線などの時限装置とみられる部品を発見しており、何者かが爆発物を仕掛けたとみて調べている。
　同紙によると、ごみ箱の中でそれほど大きくない爆発音が１回しただけで、爆発の威力は小さかった。北京駅は遠距離列車などの発着駅。天安門広場から約２キロで、中国の政治中枢にも近い。
毎日新聞　2005年7月9日　18時37分　（最終更新時間　7月10日　1時09分）

トルコ：観光地で爆発、２０人負傷　クルド系組織犯行声明

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20050711k0000e030005000c.html
　エーゲ海に面したトルコ西部の観光地チェシュメの銀行近くで１０日、ごみ箱に仕掛けられた爆弾が爆発、外国人観光客２人を含む２０人が負傷した。
　「クルディスタン解放のタカ」を名乗るクルド人系組織が犯行声明を出し、今後もトルコの観光地で同様の攻撃を行うと予告した。ロイター通信によると、独立を求める非合法の旧クルド労働者党系の武装組織という。日本人が巻き込まれたとの情報はない。
　同じエーゲ海沿いの観光地クシャダスでは４月３０日にも同様の爆発があり、警官１人が死亡し、４人が負傷。同組織が犯行声明を出し、外国人に対しトルコに来ないよう警告。いずれもトルコ経済を支える観光への影響を狙ったとみられる。
　トルコでは最近、主に南東部でクルド人武装勢力と治安部隊との衝突が激化している。（カイロ共同）
毎日新聞　2005年7月11日　8時19分

イラク：自爆テロや車爆弾で４０人死亡　軍募集所など標的

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050711k0000m030062000c.html

　ＡＰ通信によると、イラク国内で１０日、自爆攻撃が相次ぎ、計４０人が死亡した。
　バグダッド西部のイラク軍募集所では、自爆テロで２５人が死亡、４７人が負傷した。シリアとの国境の検問所では、車２台の自爆攻撃でイラク人の税関職員７人が死亡した。
　バグダッドでのテロは、爆弾を身に着けた犯人が人込みで自爆したもようで、「イラク聖戦アルカイダ組織」がウェブサイトに犯行声明を出した。現場はこれまでにも武装勢力の攻撃の標的になっている。
　またイラク北部では、モスルで車爆弾により警官４人が死亡、キルクークでも車爆弾で民間人４人が死亡した。
　５日にウェブサイトで公表された「イラク聖戦アルカイダ組織」のザルカウィ容疑者とされる肉声の声明は、イラク軍を「背教者で米国の手先」と断定、徹底抗戦を宣言している。（カイロ共同）
毎日新聞　2005年7月10日　23時25分　（最終更新時間　7月11日　1時06分）