【ねこまたぎ通信】

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イラクのモスルなど5都市で一斉攻撃、少なくとも100人が死亡

 6月24日、イラクのモスルなど5都市での武装勢力による一斉攻撃で、少なくとも100人が死亡した。写真はモスルの警察署を標的にした車爆弾攻撃の事件現場 (2004年 ロイター/Namir Noo) [拡大]

  【バグダッド 24日 ロイター】 北部のモスルなどイラクの5都市で24日、武装勢力による一斉攻撃で約100人が死亡、数百人が負傷したもよう。一連の攻撃は、来週に予定されているイラクへの主権移譲のプロセスの混乱を狙ったものとみられている。これより先、イラク保健省は、死者は85人、負傷者は320人と発表していた。
 バグダッド、バクバ、ファルージャ、ラマディ、モスルの治安部隊などが攻撃を受け、犠牲者の中には米兵3人も含まれている。

 暫定政権の軍の当局者によると、北部の都市モスルでの被害が最も大きく、一連の自爆攻撃で62人が死亡、220人が負傷した。

同当局者は、この日各地で起きた攻撃はイラクの混乱を狙ったさまざまなグループが一斉に仕掛けたもので、6月30日に予定されている主権移譲の前後にさらなる攻撃がある、との見方を示した。

 米国政府がアルカイダとつながりがあるとしているアブムサブ・ザルカウィ氏が率いる組織が、この日の一連の攻撃についてイスラム系のウェブ・サイトに犯行声明を出した。声明は、「殉教旅団にいるあなたがたの兄弟が、モスルで5件、バクバで2件、ラマディで1件の作戦を実行した」などとしており、これらの都市で自爆攻撃を実行したことを示唆している。

 暫定政権のアラウィ首相は会見で、モスルでの自動車爆弾による攻撃はザルカウィ氏と関係のあるグループの犯行との見方を示したが、ラマディとバクバでの攻撃については、フセイン元大統領を支持する旧バース党員らが背後にいる、と述べた。

しかし、目撃者は、バクバで警察署や政府庁舎等を銃で襲った黒装束の武装集団の一部がザルカウィ氏への忠誠を口にしていた、と話している。

2004/06/25 7:58