【ねこまたぎ通信】

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 ポチ疑惑1

小泉実姉「信子」伝説…政策秘書、唯一の相談相手(ZAKZAK

http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/610.html
投稿者 エンセン 日時 2004 年 11 月 08 日 17:49:49:ieVyGVASbNhvI

 
 ヤミ献金問題に端を発した政治とカネの問題が、小泉純一郎首相(62)周辺にも飛び火している。衆院予算委員会で、首相の実姉で政策秘書も務める小泉信子氏(66)が使用している高級車に関する疑惑が取り上げられ、野党3党が信子氏の証人喚問を求める事態に発展したのだ。信子氏は“首相の金庫番”“官邸の女帝”とも呼ばれるが、表舞台をにぎわす飯島勲秘書官(59)に比べると、その人物像はベールに包まれてきた。“大物秘書”の実像とは−。

  【相談相手】

 「ジュン! 真紀子さんを更迭すれば、支持率が30%は下がるわよ」

 小泉首相が高支持率を誇っていた平成14年1月、当時の田中真紀子外相(60)の更迭問題で悩んでいた首相にこうクギを刺したのが、信子氏だといわれている。信子氏は首相を普段、「総理」と呼んでいるが、2人きりのときは弟のことを「ジュン」と呼ぶ。

 真紀子更迭に踏み切った首相の支持率は、信子氏の忠告通り激減したが、側近議員をつくらない首相が唯一、政治判断の相談を寄せるのが信子氏なのだという。

 真紀子氏はかつて講演で、信子氏についてこう話したことがある。

 「彼(小泉首相)のお姉さんは私たちに弁当も出さず、彼だけには『はい、純ちゃん、お弁当よ、はい、お茶ね』ですから。一体あの人はどうなっているのでしょう」

 首相の歌舞伎とオペラ好きは信子氏の影響との指摘もある。趣味だけではない。「靖国神社参拝、自衛隊イラク派遣といった首相の政治判断にも信子氏の助言があったようです」(永田町関係者)

  【金庫番】

 信子氏が初めて永田町で注目されたのは、小泉首相の父、純也氏が防衛庁長官に就任した昭和39年。この際、女性初の大臣秘書官を務めたのが26歳の信子氏だった。


小泉純一郎首相も恐れる実姉・信子氏は、中国語のサイトでも「女皇」と評されている
 父の死後、47年に4つ年下の弟である首相が衆院議員になって以来、30年以上にわたり秘書を続けてきた。首相が所属していた清和会(森派)の秘書会副会長も長年歴任し、結婚歴はない。

 ショートカットのボブヘアの風貌から「クレオパトラ」とのあだ名もある。「小泉事務所の金庫番を長く務め、“官邸のラスプーチン”といわれる飯島秘書官も、信子氏だけには頭が上がらない」(自民党関係者)。一度もメディアの取材に応じたことのない信子氏のこうした情報は、半ば伝説も織り交ぜながら語られる。

  【物干し台事件】

 そんな「信子伝説」として語られる有名なエピソードの1つが「物干し台事件」。

 一昨年秋。改装が進む新首相公邸の設計図を官邸関係者が信子氏のもとに届けた。説明を受けた信子氏は軒先の部分を指差し、「これでは私が洗濯物を干す場所がない」と指摘。すぐ設計変更が行われたという。

 こうした数々の伝説に彩られ、首相の実姉は官邸の「女帝」といわれるようになっていく。

 だが、女帝も今国会では野党追及のターゲットになりつつある。

 「信子氏が日常的に使用する高級車(トヨタセルシオ)は後援企業の名義になっており、寄付行為にあたる。だが、首相の政治収支報告書には記載が一切ない」(民主党議員)として問題視されているのだ。

 著書『無情の宰相小泉純一郎』で小泉家の実像を追及しているジャーナリストの松田賢弥氏は「信子氏は角福戦争よりも以前から秘書を務め、清和会内の政治家でさえ、政治キャリアとして右に出るものはいない。ロンドン留学から帰国した首相の政界進出を後押ししたのも信子氏だし、首相の今日をつくった女性と言っても過言ではない。小泉政治を知る上で、信子氏の情報は公にされるべきだ」と話す。

 野党側が信子氏の証人喚問を求めているのに対し、与党側は「週刊誌の情報の域を出ない」と拒否。政治家・小泉純一郎を作った女性の実像は、またも厚いベールに覆われてしまうのか。

ZAKZAK 2004/11/08

http://www.zakzak.co.jp/top/2004_11/t2004110818.html

小泉首相の「金脈と家族」追及第6弾(週刊ポスト/2004.11.19)

http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/611.html
投稿者 エンセン 日時 2004 年 11 月 08 日 18:41:24:ieVyGVASbNhvI

 

<エディトリアル>小泉首相の「金脈と家族」追及第6弾 松田光世と本誌取材班最終リポート「5億円闇ガネ」はどこに消えたのか−−政界にはびこる違法、脱法資金の源泉


(1)小泉事務所を埋めつくした“数万枚の切手”


 これまで5回にわたって報じた小泉首相政治資金疑惑は、「私的流用」と収支報告書への「寄付の不記載」に大別される。
 小泉氏の資金管理団体『東泉会』(会計責任者は実姉で政策秘書の信子さん)から後援会の中核を占める政治団体『小泉純一郎同志会』(代表は実弟で私設秘書の正也氏)には、昨年までの25年間、毎年欠かさず200万〜4400万円が寄付され、その総額は5億7100万円になる。
 小泉家に長年仕えた家政婦は、正也氏が毎月末、「家計費」と書かれた封筒のなかに現金を入れて持参していたことを証言した。82年の離婚後、2人の息子を育てるために、小泉家は最大時5人の家政婦を雇っていたが、彼女たちの給料も自宅を取り仕切る姉・道子さん(私設秘書)を通じて、この「家計費」から支払われていた。報告書から窺える同志会の活動内容は、とても「5億円」が必要なものとは思えない。小泉氏および正也氏の当時の経済状況を勘案しても、政治資金が家計費に流用されていた疑いが強い。
「寄付の不記載」は、もっとはっきりしている。信子さんが使う運転手つきの黒塗り。名義は信子さんが非常勤役員を務める川崎市内のタクシー会社、運転手給与も含めて費用はすべて同社が負担しているが、この車が政治活動に使われているにもかかわらず、小泉氏の収支報告書には寄付の記載がない。タクシー会社の負担は10年以上、少なくとも1億円に上る。“1億円闇献金”である。
 同志会の収支報告書には、ここのところ、事務所維持のために毎年1500万円前後の経常経費がかかっていると記載されている。うち500万円程度が「事務所費」とされる。一般的に事務所費の大半を占めるのは家賃だが、小泉氏は、同志会事務所が小泉邸の敷地内にある当時、つまり昨年まで、「家賃は払っていない」と明言し、事務所費の例として切手代を挙げていた。
 だが同志会には、過去に後援会関係者に郵便物を発送する際、別納制度を利用した領収証があった。これは事務所費とは別に「政治活動費」として計上されていた。そもそも一度に大量に葉書等を送るのに、いちいち切手を貼ってはいられないことは秘書経験のある私もよくわかる。別納を使えば割引も受けられる。
 11月1日、日本外国特派員協会の講演で私はいった。
「もし、事務所費が本当に切手代なら、小泉事務所は毎年数万枚単位で買っていたことになる。切手であふれ返っているはずです」
 会場からは失笑が漏れた。

http://www.weeklypost.com/jp/041119jp/edit/edit_1.html

<エディトリアル>小泉首相の「金脈と家族」追及第6弾 松田光世と本誌取材班最終リポート「5億円闇ガネ」はどこに消えたのか−−政界にはびこる違法、脱法資金の源泉


(2)元妻に連絡した家政婦は即時クビ


 連載を始めるにあたって議員会館の小泉事務所を訪ねた時のことだ。私の携帯電話番号を書いた名刺を渡し、
「東泉会の政治資金について、会計責任者の信子さんに伺いたいことがある」
 と取り次ぎを依頼した。
 その途端、応対していた初老の男性の手がぶるぶる震え出した。返事もそぞろに怯えた様子で名刺をしまう仕草が強く印象に残っている。
 小泉家の金庫番を務めてきたのは「女帝」として恐れられる信子さんである。小泉家の政治資金は、関係者にとって、「女帝」がつかさどる絶対的なタブーなのだ。
 だが、その女帝も逃げる。議員会館の廊下で見かけたことがあった。信子さんとは私が日本経済新聞番記者をしていた頃から旧知の間柄である。私には気付いていたはずだし、連載の取材の要請も知っていたはずである。しかし、信子さんは視線を合わせることなくエレベーターに駆け込んでいった。
 小泉家の“秘密主義”は横須賀を取材してよくわかった。関係者の口は一様に重かった。
 元家政婦の一人、Aさんにようやく取材ができ、他の家政婦の連絡先を教えてもらおうとした。ところが彼女は何年も連れ添って仕事したはずの同僚の住所や電話番号を知らなかった。それどころか下の名前の記憶すら定かではなかった。
 Aさんは振り返った。
「私たちはみんな苗字だけで呼び合ってました。小泉家をまとめていた道子さんが、家政婦たちに互いの名前や連絡先を教えあうことを厳しく禁じていたのです。家政婦は掃除・洗濯担当や料理・子守担当に分かれていましたが、分担外の仕事を手伝ったり口を出したりすることもダメでした。見張りをつけられたこともあります」
 中世の王侯貴族さながらの分割統治の手法である。
 実際に“仕打ち”を受けた人もいる。Aさんが、「あんないい人だったのに……」とほぞをかんだ。ことの顛末はこうだ。
 小泉氏の長男で俳優の孝太郎氏が生後間もない頃から子守を担当していたのが家政婦・Cさんだった。
 次男の5歳の誕生日。Cさんは、離婚して新しい生活を始めていた小泉氏の元妻・宮本佳代子さんに、誕生パーティが開かれる時間と場所を教えた。佳代子さんは離婚以来、小泉家に一切の出入りを許されていなかった。突然のパーティの知らせは、たとえ離れ離れに暮らしていても、成長した息子たちの姿をひと目でも見たいのが母親だろうと案じたCさんの心遣いだった。お陰で佳代子さんは、遠目からではあったものの、自らが引き取った三男とともに2人の息子の姿を確かめることができた。
 しかし――。
「それを知った道子さんは烈火のごとく怒り、Cさんを即刻クビにしたのです。私たちへの見せしめもあったのだと思います」
 あまりに非情な仕打ちは、小泉家との関係を絶った前妻へのあてつけというだけでは説明がつかないようにも見える。小泉家にはそこまでしても守らなければならない秘密があるというのか。
 小泉氏の政治資金疑惑は、小泉氏の脇を固める親族秘書たちの“血のベール”によって封印されてきた。しかし、彼らにとって「知られてはならないもの」は、恐らくそれだけではない。

http://www.weeklypost.com/jp/041119jp/edit/edit_2.html


<エディトリアル>小泉首相の「金脈と家族」追及第6弾 松田光世と本誌取材班最終リポート「5億円闇ガネ」はどこに消えたのか−−政界にはびこる違法、脱法資金の源泉


(3)米国では1ドルの切符まで報告


 小泉氏のケースにこそ、政界にはびこってきた「不正なカネ」の源泉がある。
 小泉氏が疑惑に目を背け、言い逃れを続けることができている背景には、現行の政治資金規正法のあからさまな不備がある。
 例えば、現行法では、政治団体の経常経費には領収証の添付が必要ない。政治活動費においても1件5万円以下のものに関しては添付が免除されており、これが政治家にとって抜け穴になっている。政治資金を「闇ガネ」に変えるような“マネーロンダリング”が可能になっているのだ。
 政治活動に使われる資金については、一切の疑念を生まぬようあらゆる情報を開示して有権者の判断に委ねるというのが、民主主義先進国家の趨勢である。
 米国では、上下両院の議員はともに、毎年半期に一度、政治資金をどう集め、どう使ったか、自らの事務所で働く秘書にいくら給与を払ったか、出張旅費などの経費はどう使われたかなど、事務所維持のすべての細目を記した報告書を所属する院に提出することが義務付けられている。それは、半期支出報告書、秘書報告書として誰でも入手可能な形で公表される。
 大統領選を戦ったケリー上院議員の秘書報告書(03年上期)を見てみる。
 ケリー氏はインターンを含めて63人の常用、臨時の秘書を雇い、半年間で合計113万5685ドル(約1億2150万円)を支払ったことがわかる。上院議員が雇う秘書の平均は48人だから相当多いほうだ。
 出張旅費に至っては、ケリー氏の地元ボストンから隣町のケンブリッジまで地下鉄で往復した「1ドル」という支出まで、日時と秘書の氏名を明記した上で記載されている。
 これらの内容は、日本の収支報告書では皆目わからない。政治家の情報公開の進展度、透明度は雲泥の差なのだ。ちなみに米国では3親等以内の親族が秘書につくことは禁じられている。
 幾度となく浮上した“政治とカネ”の問題は国民の政治不信を招いた。信頼を取り戻すには、情報公開を進め、透明性を高めること、その一点に尽きる。
 すべての政治家の意識と覚悟が問われる。

http://www.weeklypost.com/jp/041119jp/edit/edit_3.html