【ねこまたぎ通信】

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安倍晋三・幹事長代理の対北密使!?   Vol.348 02/25/05

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 昨日17時25分付けで掲載されていた下記<参考>記事を見て、文中の「韓国の某ニュースサイト」に掲載されているという元記事を探してみた。

<参考>夕刊フジ記事
安倍潰しの謀略? 韓国のネットに奇っ怪記事(夕刊フジ
http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__fuji_320050224031.htm
 韓国のインターネット上で、自民党安倍晋三幹事長代理(50)に関する衝撃的な記事が掲載され、波紋を広げている。「安倍氏が北朝鮮に密使を送り、二元外交を主導していた」という内容で、期限を切っての経済制裁断行論など、北に毅然(きぜん)とした姿勢を取り続ける安倍氏にとっては信じ難い内容なのだ。取材を進めると、北の“安倍潰し”ともいえる謀略のにおいが・・・。
 関係者の間で話題となっているのは、市民記者の投稿で構成される韓国の某ニュースサイト。今月半ば、在日ルポライターが執筆した「安倍晋三 2つの顔」という記事にこう記されている。(以下略)
 市民記者の投稿で構成される韓国のニュースサイトと言えば、思い浮かぶのは「オーマイニュース」である。

 http://www.ohmynews.com/
 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__943984/detail 

 「安倍晋三」をハングル表記して同サイトを検索すると、すぐに以下の記事が見つかった。

 http://www.ohmynews.com/articleview/article_view.asp?at_code=238050

 目を通してみると、安倍に関する解説は日本人の我々にはやや冗長な感が否めないにしても、その余の交渉内容については、もし一片でも事実が含まれているとしたら、只ならぬことが書いてある。
 とりわけ、その「密使」として名指しされた人物の北朝鮮に対するビザ申請書が、墨塗りなしで丸ごと公開されていることに驚くだろう。
 件の人物の住所はなぜか「東京都」「逗子市」とちぐはぐに記載されているが、後者の当該住所地を住宅地図でチェックすると、たしかに当該人物の「姓」が付された住居が見つかる。
 そういう次第で、遅ればせながら全文の仮訳を公開することにした。誤訳も散見されるだろうが適宜指摘してほしい。いったん発行したメルマガ記事の修正は困難だが、ブログのほうなら対応できる。
 ところで、夕刊フジの記事によると、<安倍事務所では今回の一件について、「政府が進めているさまざまな外交についてコメントする立場にない。なお、政府の頭越しに北と独自に接触・交渉したことは一切ない」としている>らしい。
 しかし、オーマイニュースの投稿記事の末尾にはこんな一節が添えられている。
 <すでに北朝鮮の側で、彼の嘘を予想して確固な証拠物を保管していることが分かっており、もし彼が密使派遣事実を否認して、さらに進んで今のように強硬な対北経済制裁を叫ぶ場合、北朝鮮がじっとしていることはない>
 果たして単なるブラフ、あるいは謀略に過ぎないのか。それとも恐るべき爆弾資料が炸裂するのか、しばらく目が離せそうもない。

(仮訳)
日本のタカ派政治家 安倍晋三 二つの顔
特別寄稿―在日ルポ作家ユ・ゼスン氏 「対北制裁」主張の内幕は?

 平素はタカ派の政治家ながらも、自分の政治的立場を確保するために、対北秘密交渉を繰り広げた安倍晋三・前幹事長の二重行動を批判する記事を、在日ルポ作家ユ・ゼスン氏が投稿、紹介する...編集者註

▼写真
http://image.ohmynews.com/down/images/1/han_211495_1[282691].jpg
 安倍晋三・幹事長が自分の代理人に対北交渉を委任した委任状。右側は安倍幹事長一派の二重行動を批判した北朝鮮外務省スポークスマン談話(02.12.14)  2005 ユ・ゼスン氏提供

 政略と戦略に従ってその歩みがジグザクと進む政治家たちの行動は、どうやら東西古今を問わず、まったく同じようだ。
 日本のタカ派、すなわち強硬派の筆頭政治家で、対北経済制裁を力強く主張している安倍晋三自民党幹事長代理が北朝鮮を相手に二重プレイをした行為が表面化し、これから日本政界にその波紋が予想されている。
 特に安倍晋三・幹事長代理は、小泉首相が2度(2002年9月、2004年5月) 北朝鮮を訪問し、日朝正常化交渉を行う時からずっと対北外交に反対して来たタカ派中のタカ派なので、今回彼の二重行動が日本のメディアで報道される場合、おびただしい波紋を呼ぶことになるのは避けられない。


タカ派政治家安倍幹事長の対北二重行動
 昨年、北朝鮮の外務省スポークスマンは、日本人拉致被害女性である横田めぐみさんの日本側遺骨鑑定結果に対し、極めて長文の声明を発表した(北朝鮮側が発表した声明の原文を、そのままを引用する)。
 「12月8日、日本の内閣官房長官は日本人女性・横田めぐみの遺骨について、『本人と違う2名の骨』という鑑定結果が判明したと公表した...(中略)...にもかかわらず、我々は朝日平壌宣言を尊重する立場から、最大限の忍耐を持って、あらゆるものに対処した。しかし、自民党幹事長代理・安倍と日本の極右勢力たちはそうではなかった。
 彼らは国家権力の最高権力の座を狙って、もうずっと前から、拉致問題を利用し『功績』を立てるため、我々に二つの顔を向けてきたが、自身の『意図』が失敗するや、悪意に満ちて、我が共和国を切り離し、朝日(北日)最高首脳再会で成立した合意の履行に、決定的な遮断棒を降ろそうとするだろう...(以下省略)」
 事実、昨年12月、このようなステートメントが発表された当時、日韓メディア、そして日本政治家で誰一人として(?)、上に引用した文章について特別に神経を配る者はいなかった。ただ、日本側の横田めぐみ遺骨鑑定結果に対する、北朝鮮側の腹いせ程度のことだと思った。
 しかし、そうではなかった。
 偶然に筆者が、この件に関する情報を入手したのは約10日前。北朝鮮に対して取材申請をするために、朝鮮国籍の在日同胞に会った時、彼が持っていた包みの書類に視線が止まった。まさに、上述のステートメント全文だったのである。
 その中で筆者の注意を最も強く惹いたのは上に引用した文章だ。なぜなら、日本の政治家で、次期首相候補ナンバーワンとして通っている安倍晋三の名前が入っていたからだ。

■朝鮮国籍の在日同胞が渡した書類ひと包み
安倍晋三とは何者なのか?
 日本の与党である自民党内のタカ派として、朝鮮半島に関する限り、常に強硬策を主張して、北朝鮮に対しては「対話」よりは「圧力」を、「平和」よりは「戦争」を好む、極右中の極右政治家だ。
 日本の敗戦後、マッカーサー将軍率いる連合軍司令部(GHQ)によって制定された、戦場での武器所持は勿論、戦争を禁止する平和憲法に対して、昨年、日本が「(北朝鮮に対する)先制攻撃を行うことができる」という有事法の制定を通過させた急先鋒でもある。
 のみならず、名門政治家として知られたその家柄を見れば、母方の祖父・岸信介元首相は、1945年の敗戦後、たとえ極東国際軍事裁判に回附されるのを兔れたにしても、A級戦犯に分類された人物で、特に植民地時代当時、朝鮮人たちの強制連行、徴用、拉致を主導した張本人として知られている。
 そのため日本のメディアは、安倍晋三を指して、ハト派で知られた父の故・安倍晋太郎と似るところがなく、母方の祖父である岸・元首相のコピーだと評価する。
 彼の父、安倍晋太郎は、竹下登、宮沢元首相とともに、日本の政界でニューリーダーの政治家として脚光を受けた人物である。特に安倍晋太郎は、義父の岸とは違い、外交政策に非常に柔軟に対処する政治家で、ハト派に分類された。
 勿論、このような政治的性向のために、ニューリーダー3人中、唯一、首相に就くことができなかったという話を聞いたが、自民党幹事長、官房長官通産大臣外務大臣などの要職を満遍なく経験したベテラン政治家だった。
 その息子、安倍晋三が政界に入ったのも、まさに安倍晋太郎外相に在職中の時であった。金持ちがたくさん通うという成蹊大学を卒業し、少しの間、アメリカのカリフォルニア大学に留学した後、日本に帰国し、神戸製鉄所でサラリーマン生活をしていた時、父の安倍晋太郎(当時外相)が、彼を呼び入れて、自分の秘書官に採用したのが政治デビューだった。
 当時、安倍晋太郎は「コリア・ゲート」として有名なパク・ドンソン氏を私的対外ロビイストとして起用、国際外交を展開したが、その時、パク氏の紹介で筆者も、秘書だった安倍晋三に会ったことがある。しかし、その時だけは、安倍晋三は非常に謙虚で、静かな性格の、穏やかな政治性向を持っていたが、その後、誰も真似のできない極右政治家に変貌したのは、生前首相に上りつめられず1991年に他界した彼の父に対する「恨」が残っているからかもしれない。

■外祖父・岸信介のコピー・安倍
 とにかく岸・元首相、安倍晋太郎・元外相を継いで、3代にわたって自民党の最高ポストである幹事長職に就いた安倍晋三は、1993年、父の選挙区である山口県から初めて当選した後、2000年には森喜朗政権の内閣官房副長官、そして49歳の3世議員としては珍しく、タレント政治スタイルを駆使している小泉現首相によって、電撃的に自民党幹事長に任命されて、日本の政界は勿論、日本列島を驚かせた。

▼写真
http://image.ohmynews.com/down/images/1/han_211495_1[282690].jpg
 去る2004年7月11日 日本の与党・自民党の総裁である小泉純一郎総理が、東京の自民党本部において、参院選挙で当選が確定した党員たちの名前の上に、赤いバラの花を挿している。右側で拍手をしている人物が安倍晋三幹事長だ。 2005 AP/連合ニュース

 しかし、小泉首相も、この時までは、安倍晋三が自分の背後から裏切りを行うとは、たぶん夢にも想像できなかっただろう。
 上述の北朝鮮政府が発表した声明内容中、中段の「国家権力の最高権力の座を狙って、もうずっと前から、拉致問題を利用して『功績』を立てるため、我々に二つの顔を向けて」きた人物が、他でもない安倍晋三だからだ。
 「勿論、共和国内部で安倍提案に乗り気になった人の過ちもある。しかし、それよりもっと破廉恥で容赦できない人物がまさに安倍晋三だ。我が共和国に対して経済制裁やら何やら言いながら、日本では極度に強硬な対北政策を主張する政治家が、我々のほうに来ては反対に、日本国民の心情を思って心にもない発言をした、と言ったそうだ。
 そして、日本の次期首相はまさに自分だから、拉致被害者家族の日本帰国は、小泉首相を通してではなく、次に首相となる自分に任せてくれと哀願したらしい。さらに、我々が願う米と経済援助は我々が要求するとおり、すべて聞き入れるとも大言壮語したという。そんな人物がまた日本に帰っては正反対の話をしたというのだ。」
 北朝鮮事情に精通した在日僑胞のこのような発言がもし事実なら、日本の政界におびただしい波紋が広がる。そのため、その証拠を見せてくれと言って、10日前、北京で会った筆者が要求した。すると、安倍晋三ピョンヤンに密使として送ったという日本人の北朝鮮ビザ申請書の複写を見せてくれた。そこには井上という人の写真と名刺、そして北朝鮮訪問ビザ申請内容が詳しく書かれていた。

■「次期首相となる私を後押ししてくれれば、対北経済援助をしよう」

▼写真
http://image.ohmynews.com/down/images/1/han_211495_1[282696].jpg
 安倍晋三・幹事長の代理人である井上義行が去年1月16日付で作成した北朝鮮ビザ申請書。富士通産業所属となっている井上の訪朝目的は 「合弁実務協議」と記録されている。

 北朝鮮側の主張は、単刀直入な政治発言で大衆的人気が高い田中真紀子・元外相(現衆院議員)の父である田中角栄・元首相が成し遂げた日中国交回復のように、自分も任期内に日朝修交を結ぼうとする小泉・現首相の対北外交政策に、(安倍が)脚払いをかけるな、ということだ。
 北朝鮮に密使を送っては、日本国民の感情をあれこれ言いながら、日本で口にする言葉、平壌に来て口にする言葉が、180度異なる彼の二重行動を受け入れることはできないと声を高めた。
 それも小泉首相の政府ラインで人を送り、北朝鮮政府と暫定交渉をする過程で、秘密裡に密使を送って、自分を次期首相候補として育ててくれた小泉首相を裏切って、北朝鮮政府に自分を後押してくれと言ったことは、国籍を問わず、政治家として道義上、到底容認できないことだと付け加えた。
 安倍晋三の提案に少しの間搖れた北朝鮮政府は、勿論、対日外交窓口を小泉首相ラインで一本化し、その甲斐あって2004年5月、小泉首相が再訪朝した時、日本人拉致被害者家族を日本に送ることができた。
 北朝鮮事情に精通した在日僑胞は、最近になって安倍幹事長代理が対北経済制裁を一層声高く叫ぶのは、北朝鮮政府が自分の提案を聞き入れないことに対する腹いせであると分析した。
 それだけでなく、「自民党幹事長」から「幹事長代理」に、そのポストが下げられたのは、ひょっとすると北朝鮮に密使を送って交渉した行為が、小泉首相にバレて問責を受けたのではないかとする意見も控え目に表した。事実、この件については、日本のメディアも首を傾げてきたはずで、北朝鮮側の主張に重みを加えている。
 一方、安部晋三は現在北朝鮮に対して、一月位の期限を置いて北朝鮮が変わらない場合、経済制裁を加えねばならないという主張に引き続き、去る10日、北朝鮮核兵器保有の事実と6者会談への不参加を宣言すると、待ってましたとばかり「今やこれ以上待つ必要がない。経済制裁を加える要件が満たされた」と宣言した。

■北「提案を聞き入れないので、安倍が意趣返しをしているのだろう」
 一方、これに対し、駐日ハワード・ベーカー米大使は、強硬一辺倒の安倍幹事長代理の主張に対し、「対北経済制裁論は韓国と中国そしてロシアなどと、お互いに議論し協力して下すことができる結論だ」と釘を刺したし、右翼系政治家に分類される町村信孝外相も「対北制裁は6者会談の進展状況を見ながら、韓、中、米など関係当局と協議しながら意見を調整しなければならない」と追随した。
 さらに、対北朝鮮政策の鍵を握っている当事者である小泉首相は10日、北朝鮮核兵器保有の事実と6者会談への不参加を宣言した後も、「対話を通した対北外交戦略」という姿勢を引き続き堅持する予定であると発表した。
 とにかく小泉首相によって電撃的に抜擢され、破格の人事として、日本の政界を驚かせた安倍晋三。そんな彼が日本人の前では北朝鮮の体制を崩壊させねばならないと大っぴらに騷ぎながら、いざ北朝鮮に行っては「対国民用の発言だった」「小泉首相でなく自分の力で日本人拉致被害者家族を帰国させたように見えるよう後押してくれ」などと言った交渉内幕を、もし日本のメディアと国民が知らされた場合、果たしてどんな反応を見せるだろうか。また安倍晋三は日本国民を前にどう言い訳するのだろうか?
 日本軍慰安婦の放送をめぐるNHKのように、放送するなという圧力を担当プロデューサーに加えたことはないという嘘を再び付くのだろうか?

▼写真
http://image.ohmynews.com/down/images/1/han_211495_1[282698].jpg
 ユ・ゼスン氏


 しかしながら、今度はそんなに容易ではない見通しだ。
 なぜなら、すでに北朝鮮の側で、彼の嘘を予想して確固な証拠物を保管していることが分かっており、もし彼が密使派遣事実を否認して、さらに進んで今のように強硬な対北経済制裁を叫ぶ場合、北朝鮮がじっとしていることはないためだ。
 もし北朝鮮が持っている資料を日本のメディアに公開する場合、その波紋は一波が万波にも拡がるだろう。そればかりでなく、その言葉を信じて後援した日本国民が彼を許さないためだ。その上に、すでに日本のジャーナリストが、この件の真相を暴くべく、いちはやく動いている。安倍晋三の、その堂々たる対北経済制裁発言がいつまで続くのか、それは誰にも分からない。(記事本文に倣って敬称略)


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嵐の予感.むひひひひ.