悪魔のピクニック

朝とれとれの牛乳をそのまま△パックに詰めて店頭に並べているのを早起きして買いに行った．
飲まずにそのままおいておくと，午後にはヨーグルトになっていた．
そんな旅先での一日がありました．
大量消費社会ではそれはあり得ないのだろう．生乳をはじめ生乳で作るチーズ等の加工製品も厳しく管理されている国が多い．
美味しいものが飲みたい食べたい，と切望すればするほど，コンビニだとかスーパーだとか，そういったものを寂しく思う時があります．
決して高くはないが美味しいものが昔はあったはずだ，と．
殺菌，滅菌，減菌．
食料品だけではない．
法制定者の恣意性や都合，時には狂気と思える理由によって様々なものが禁止されたりする．
そして，実は厳しい管理の足下には落とし穴がたくさんある．
その落とし穴にはまり込んだり，足を取られたりする事件が日本だけでなく，先進社会のあちこちに歪みとなって現れている．
皆がうすうす感じ始めているはずだ．

悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く

ちなみに，牛ってさ，草を食べてそれをそのまま栄養にしているわけではなくて，胃の中に子飼いのバクテリアや細菌がいて，その連中が食べた草を発酵させて，様々な栄養素を作り出している，って寸法なのさ．
ちゅーちゅーサプリメントしている人間とは訳が違うんだよね．

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