【ねこまたぎ通信】

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 URUK NEWS イラク情勢ニュース

アルジャジーラが,「バグダード・バーニング」のリバーベンドにインタビューしたそうです.

少し自己紹介しよう。私は女性で、イラク人、24歳。戦争を生き延びた。あなたが知らなければならないのはこれで全部。いずれにせよ、近頃大切なのはこれだけしかない。
リバーベンド 
A little bit about myself: I'm female, Iraqi and 24. I survived the war. That's all you need to know. It's all that matters these days anyway.
Riverbend 
Baghdad Burning

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2005/04/05 (火)

[飛耳長目録 today's news list]
イラク人ブロガー、戒厳令について語る
  Iraqi blogger on martial law
イラク南部の収容所で暴動
  Prisoners riot in southern Iraq

☆★イラク人ブロガー、戒厳令について語る

  Iraqi blogger on martial law
  アルジャジーラ 3月31日

http://english.aljazeera.net/NR/exeres/CCF4D865-16DE-457A-91F3-917B1BF67B69.htm

 イラク侵略と占領下の状況について最初にブログを始めた1人である若いイラク人女性が、爆撃が始まって戒厳令が課されて以降、暮らしがどのように変わったかをアルジャジーラ・ネットに話した。
 『バグダード・バーニング』と呼ぶブログにおいて<リバーベンド>と自己紹介する26歳のコンピューター専門家は、彼女の住む都市バグダッドでのできごとを、さわやかな女性の見地から伝えてきたことで、他のブロガーたちとは異色の存在となっている。
     ◇    ◆    ◇
 アルジャジーラ: イラク暫定首相アラウィの政府によって発令された戒厳令は今週で期限が切れます。戒厳令は暴力の流れを止めるのに効果的でしたか? 

 リバーベンド: 実際のところ、「いいえ」、です。私たちは夜間(午後11時以後)に外出禁
止令が適用されますが、暴力事件の多くは真っ昼間に発生しています。自動車の爆発や迫撃砲攻撃、誘拐などは昼間に起こるのです。
 また戒厳令は新たな種類の暴力を生みだしてきました。例えば国家警備隊のような新しいイラク治安部隊に対して、イラク人の民家に押し入り、証拠のようなものがなくても「疑い」だけで人々を拘束する権利を戒厳令が与えたのです。それはまた、「疑わしい」と思うだけで車に発砲する権利をも与えました。
 
 アルジャジーラ: 暴力と無法状態になにも変化がなにもなかったというのですね?
 
 リバーベンド: 暴力には決定的な変化がありました。最初は、暴力は無作為に発生しているように思われました。今では、ギャングと犯罪者たちは以前よりも組織され、暴力事件は異なる種類のものになったと思われます。
 例えば医者や教授のような知識人が、ますます多く誘拐と射殺の標的にされていると聞いています。
 また、自動車爆弾と攻撃が増えてきており、この種の攻撃は決してイラクの歴史になかったので、イラク人はとまどっているのです。
 
 アルジャジーラ: あなたはバグダッドほかイラクにおいて、女性にとって生活がどれほど変わったを広い範囲で書いてきました。状況はどのように変化しましたか? それは良くなったのですか、それとも悪くなったのですか?
 
 リバーベンド: 女性にとってバグダッドはまったく安全でなくなりました。私たちは昼間でさえ、1人で出かけることができません。地域で異なりますが、一般的にい言って、女性にとっては1人で出歩くことも、車で外出することさえも賢明とはいえません。
 女性に対する攻撃はこの2年間で倍増したように思われますし、理由もさまざまです。専門職に就いていた女性は仕事を辞めるべく圧力を受け、大学や高校の若い女性たちでさえ嫌がらせを免れることはできません。
 多くの女性はヒジャブ(ヘッドスカーフ)を着けるよう圧力をかけられています。ヒジャブなしでは出歩けない地域もバグダッドにはあります。嫌がらせから女性を守るための治安部隊というのはまったくありません。
 高い評価を受けていた多くの女性が嫌がらせを受け、脅迫されています。ある有名な女性の婦人科医は誘拐され、もし国外に出ないのなら今度は殺すぞと脅されました。
 
 アルジャジーラ: それでイラク人はどうやって日常生活を過ごすのでしょう? あなたは気のめいる状況を描いています。イラク人はクラブやレストラン、公園に出かけますか?
 
 リバーベンド: バグダッドには幾つか高級クラブがあり、以前ほどではありませんが、そのクラブの会員はしばしば出かけています。私たちは時折りレストランに出かけますが、通常は男女の大きな集団で行くのです。
 公園は麻薬などの密売人とギャングの避難場所になってしまって、以前ほどの人気はありません。
 安全上でさらに問題なのは、ギャングや軽犯罪者の多くが警察とイラク治安部隊の幹部に賄賂(わいろ)を渡して、射撃や略奪、さらには武装強盗とか誘拐のようなもっと組織された犯罪に目をつむるよう依頼しているという事実なのです。
 そのような暴力を抑制するのに戒厳令はなんの貢献もしませんでした。
  
 アルジャジーラ: 治安は改善されるだろうという希望をもてますか?
 
 リバーベンド: アメリカ人次第で状況は良くなるかと思います。現在の無法状態は、アメリカ人がイラク国内に軍を駐留させるための口実に利用されていると私は思っています。

※ 参考:
バグダード・バーニング (英語で書きつづられているウェブログ
http://www.riverbendblog.blogspot.com/
バグダード・バーニング (日本人女性グループによる日本語訳)
http://www.geocities.jp/riverbendblog/

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☆★イラク南部の収容所で暴動

  Prisoners riot in southern Iraq
  ABC news.online (AU)  4月5日
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http://www.abc.net.au/news/newsitems/200504/s1338199.htm

 赤十字国際委員会(ICRC)によると、先週、米軍が管理するイラク南部の捕虜収容所で被拘束者が暴動を起こした。
 「4月1日、キャンプ・ブッカ(収容所のある基地名)で暴動があった。定期的な収容者訪問の一環で、CRCの派遣団がこの日、現場にいあわせて、現在の状況の把握につとめている」−−ICRCのバグダッド代表団長クリストフ・ベネーが述べた。
 これより先、<モクタダ・サドルの運動>の代理人が、一部の収容者が治療を拒否されたことから、キャンプ・ブッカで暴動を起こしたと明らかにした。 ・・・ (略)


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