【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

「米国人」殺害映像、「被害者」が偽造認める AP

2004.08.07
Web posted at: 22:10 JST - CNN/AP

サンフランシスコ――国際テロ組織アルカイダと関係があり、イラクの一連のテロ事件の首謀者とされるヨルダン人過激派、アブムサブ・ザルカウィ氏の関係組織が7日、米国人青年とする人質を殺害する場面のビデオをイスラム系ウェブサイトに掲載した問題で、ビデオで「カリフォルニア州サンフランシスコから来た」となど述べていた青年が偽の血液を使い、友人の家でビデオを制作していたことが分かった。AP通信が、当人が認めた、と伝えた。

このビデオを作った動機は不明。

ビデオでは、「カリフォルニア州サンフランシスコから来た」とする青年がベージュ色のシャツ姿でイスに座り、「米国はイラクをすぐ去る必要がある」「そうしなければ、誰もがこのように殺害される」「私はイラクの囚人と交換条件で出されている」などとの音声と共に映し出されている。

青年が口にした名前や住所は、「ベンジャミン・バンダーフォード」氏に一致し、同氏が運営するウェブサイトでは22歳で、意欲ある地方政治家、ミュージシャンとして紹介しているという。

青年は、おびえた表情を示し、座ったイスでも前後に体を揺するなど落ち着きがなく、「米国は(イラク)占領を終える必要」があると離した後、大型ナイフで首を切られる場面が続いている。

ビデオの製作場所などは不明だが、暗い照明の室内で撮影された様子がある。人質を映し出したこれまでのビデオと異なり、実行犯メンバーは入っていない。

AP通信によると、「ベンジャミン・バンダーフォード」のサイトをチェックする限り、イラクへ旅行した記録などはないという。武装勢力に拉致されたとの記録も報告されていない。