【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

バンコク週報

WWF、絶滅危機にある野生動植物の保護を求める
 10月にバンコクで開かれるワシントン条約締約国会議に向け、自然保護団体WWFタイ(World Wide Fund for Nature)は19日、都内の高校に学生ら約100人を招待し、絶滅の危機にある野生動植物保護への協力を訴えた。

 芸能人チームを含む19組は、ヨティンブラナ高校の外壁に環境・野生動物植物保護に対するそれぞれの思いを絵で表現した。芸能大手RSプロモーションの人気女優、ナットさんは、「今、行動を取らないと将来、この絵(たれパンダのキャラクターを指して)のように架空の世界でしか生き物が見られなくなる」と警告、このキャンペーンを支えるためにパンダが地球儀を抱えた箱が都内のデパートや病院などに設置されてあるので寄付をお願いしたいと呼びかけた。
 正式には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(CITES)と呼ばれるワシントン条約は、絶滅の危険がある野生動植物の国際取引(輸出入など)を規定、日本を含む164か国が、この国際条約を順守している。

 だが、条約に違反して密輸された野生動物が、タイで取引される事件が跡を絶たず、自然保護団体などは当局に摘発を厳しくするよう求めている。WWFのティティウットさんは、「タイは東南アジア諸国から主に中国への密輸品中継地点となっており、このような現状を見過ごすことはできない」と強調、各国の政府関係者らと緊密な連携を取りながら、一般市民の認識を深めていきたいと抱負を述べた。

■南部の銃撃、爆発で5人の警官が死傷
 南部パッタニ市警の警察官(31)が6月19日、ピックアップトラックに乗っていたところを武装グループにライフル銃で撃たれ、病院に運ばれたが、間もなく死亡した。トラックとこの警察官の防弾チョッキからは25発の弾の跡が見つかっている。

 ヤラー市では、公園内で2度の爆発が起こり、4人の警察官が負傷し病院へ運ばれた。公園では、携帯電話、ワイヤー、釘などが発見された。犯人が1回目の爆発で警察官を現場におびき寄せ、警察官が調べている間に2回目の爆発が起きたものとみられる。

 一方、ヤラー県バナンンサタ郡では夜8時ごろ、民家の前に座っていた3人の男性が、オートバイの2人組に突然銃撃され、1人が病院で死亡している。

■AIS加入者は地下鉄開通後も携帯使えず
 携帯電話事業国内最大手のアドバンスト・インフォサービス(AIS)の加入者は、7月に予定されている地下鉄開通後も当面、駅や車内での通話ができなくなる可能性が高まっている。

 AISのウィチアン副社長は、「バンコク首都圏で固定電話を手掛けるトゥルー(旧テレコムアジア)が地下鉄を運行するバンコク・メトロと共同で設置する光ファイバーの性能に対する不安と高額のネットワーク利用料金を予想しているため、地下鉄内での通話料金を値上げする必要も出てくる」と指摘した。

 AISは、独自のネットワークを敷設することも検討しているが、地下鉄の開通までに間に合う可能性はないとみられている。