米「シリアはならず者、化学兵器を実験」

　【ワシントン＝秋田浩之】ブッシュ米政権がシリアへの圧力を強めている。ラムズフェルド国防長官はシリアが化学兵器の実験をしたと言明。フライシャー大統領報道官も同国を「ならず者国家」と言及、「二国間、多国間を通じ、さまざまな外交的手段をとれる」として今後、外交面での対抗策をとる可能性を示唆した。シリアに対してはパウエル国務長官も外交、経済面での制裁の可能性を検討する方針を示している。米国の強硬姿勢に対し、仏独などからは自制を求める声も出ている。

　米国はテロ支援や大量破壊兵器の開発・保有を続ける国々を「ならず者国家」と断定、先制攻撃も辞さない構えを見せている。フライシャー報道官の発言は「悪の枢軸」と名指しする北朝鮮やイランに加え、シリアも「ならず者国家」に含める姿勢を鮮明に示す発言だ。同報道官は「シリアはテロリストやイラク指導者をかくまい、大量破壊兵器を開発する態度を再考する必要がある」と警告した。

●まあ，呆れたを通り越しました．不条理宇宙です．まさに「悪の枢軸」「ならず者国家」筆頭国の名に恥じない合州国であります．