アジア・アフリカ会議を延期―インドネシア ＳＡＲＳとイラク戦を警戒

　【ジャカルタ９日ＤＰＡ＝時事】九日付のインドネシア紙ジャカルタ・ポストによると、同国政府は西ジャワ州バンドンで十五日から三日間の日程で開かれる予定だったアジア、アフリカ諸国による閣僚級会議を八月に延期した。アジア地域で流行する新型肺炎（重症急性呼吸器症候群＝ＳＡＲＳ）とイラク戦の影響で、出席者の移動が危険と判断したためという。

　外務省は声明で「最近の世界情勢は、会議開催にふさわしくない」としている。会議には、アジア・アフリカの三十二カ国と十七機関が参加を決めていた。