株価のためなら、シャブ中の兵士の生命など安いもの。

ＮＹ株一時８５００ドル回復　早期終戦期待で大幅高

　【ニューヨーク７日共同】週明け７日のニューヨーク株市場のダウ工業株３０種平均は、イラク戦争の早期終結期待が強まったことから上げ幅が２００ドルを超え、一時８５００ドル台を回復した。午前１０時現在は前週末終値比２１２．１１ドル高の８４８９．２６ドル。
　ハイテク株主体のナスダック総合指数も大きく反発し、同時刻は４３．９５ポイント高の１４２７．４６をつけた。
　米軍が首都バグダッド中心部の大統領宮殿などを占拠したとの報道で、市場は米英軍の作戦が順調に進んでいると好感。前週末に市場予想を上回る決算を発表したアルミ大手アルコアが大幅高になるなど、ダウは幅広い銘柄で値を上げている。
　市場関係者は「開戦直後の高値である８５００ドル台を大きく抜けることができるかどうかがポイント」（米株トレーダー）と話している。