【ねこまたぎ通信】

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エジプトで反米ソングが大流行

 エジプトの人気ポップ歌手シャーバン・アブデルレヒムさんが今年2月に出した反米ソング「イラク攻撃」が、開戦後からカイロで爆発的にヒットしている。

 ビデオは売り切れ状態でカセットテープのコピー(海賊版)も100万個出回る人気ぶり。自ら作曲した「アメリカは夜も昼も空爆イラクの次の標的はどこなのか。明日のことはだれも分からない」など、皮肉っぽいタッチの歌詞が受けている。

 米英軍の空爆をアラブの同胞への攻撃とみるカイロ市民は多く、うっせきした反米感情を歌に託しているようだ。

 アブデルレヒムさんはカイロの貧困地区で洗濯店を営んでいた。パレスチナ人の反イスラエル闘争が激化した2001年に「イスラエルが憎い」という歌が大ヒット。その後、新曲が次々と当たり、今やピラミッド近くに10階建てのビルを所有するお金持ち。

 年齢不詳だが50代。白いパンタロンに赤い靴、腕時計をふたつ付けた派手な姿で登場、音楽専用の衛星チャンネルで顔を見ない日はない。(カイロ共同)

毎日新聞4月1日] ( 2003-04-01-18:40 )

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