米同時テロ1周年迫る、世界各地で厳戒態勢
[ロンドン 8日 ロイター] 米同時多発テロ1周年を11日に控え、米国を始めとする世界各地で厳戒態勢が敷かれている。米国は、首都ワシントンとニューヨークの上空で戦闘機による24時間態勢の警戒飛行を再開。
一方、海外の米外交施設および米軍基地では、事件以来ずっと厳戒態勢を維持しているため、特別な措置が講じられる予定はないという。
アフガニスタンの首都カブールでは、5日のカルザイ大統領暗殺未遂事件と首都での爆弾事件発生を受け、トルコ主導の国際治安支援部隊(ISAF)が治安対策を強化。隣国のパキスタン当局者らは、テロ攻撃の標的になりうる施設の警備を強化したとしている。また、フィリピンの警察当局者は、大統領宮殿近くの原油貯蔵所や国際空港、米大使館など、首都マニラの主要施設の警備を強化していることを明らかにした。
欧州経済の中心地である英ロンドンでは、警察当局が主要企業に警備強化を促した。米国の対テロ戦争を支持する英国は攻撃の標的となる可能性があると指摘されているが、同国警察はテロ組織アルカイダが11日に攻撃を計画しているとの情報は得ていない、としている。
何かが起きるのを手ぐすね引いて待っている,というお話でした.