【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 親亀転けた

これだから,アメリカという国は面白い.
良きにつけ悪しきにつけ面白い政治をやっている.
金融安定化法案を策定したポールソン財務長官は,ゴールドマン・サックスの会長兼最高経営責任者退職前に44億円の報酬を,退職後に株売却等で500億円を受け取っております.
そんなやつが国民の税金を何十兆円も投入しようとする.
これが,当たり前の反応ですね.
わしら貧乏人には金融破綻などどうでもよくありません?

米社会の強い不満反映、11月選挙も意識 金融法案否決

2008年9月30日10時59分
http://www.asahi.com/business/update/0930/TKY200809300092.html


【ワシントン=西崎香】大もうけしてきたウォール街の尻ぬぐいを勤労世帯が迫られる――。米議会下院で29日、金融危機を解消させる緊急経済安定化(金融安定化)法案が否決されたのは、米社会に渦巻く根強い不満に、選挙を11月に控えた議員たちが極めて敏感になっているためだ。
米政府が創設をめざす不良資産の買い取り制度は、世界的な金融危機の深刻化を食い止めるため、かなりの効果が期待されていた。それが宙に浮き、世界中の金融不安は一気に加速している。
ブッシュ大統領は29日早朝も「この救助計画がなければ、米経済への損害は悲惨なことになりかねない」と異例の声明を発表し、議会や有権者に向けて支持を訴えた。しかし反対勢力は予想以上に多く、「小差だが可決に持ち込める」(共和党幹部)としていた議会指導部の期待は裏切られた。
不良資産の買い取り計画が明らかになった先週以来、「選挙区から毎日2千件の電話や電子メールが殺到。9割以上が反対」という議員もいる。減税政策などで「金持ち優遇」と批判されてきたブッシュ政権に対する大きな反発が、肝心な時に急浮上した格好だ。政権末期の「ブッシュ大統領の壊滅的な政治的敗北」(ニューヨーク・タイムズ)との見方も出ている。
法案審議では、米景気の急減速とともに格差拡大への懸念が目立った。基本的に法案を支持する議会多数派の民主党からも「貧困人口は増えているのに、政府は十分な支援策を打っていない。ウォール街の金持ちを救うのに7千億ドル(約75兆円)も必要か」(ヒンチー議員)などの不満が募っている。
「小さな政府」が目標の政権与党の共和党にも、不満が渦巻く。巨額な公的資金の投入が、すでに過去最悪に迫る財政赤字をさらに悪化させ、増税に跳ね返る警戒感が強い。「これだけ大きな救済は、子供と孫の世代にも負担が残る」(ヘンサーリング議員)との反発だ。
「批判票のつもりで反対したら、ほかの議員も同じで、思わぬ否決となった」(議員スタッフ)との見方も一部にはある。大型法案が土壇場で覆されたのは「この十数年でも記憶にない」(中堅議員)といわれる。
両党の指導部は週内の再採決をめざし、納税者の保護策などを強化する修正案を検討するという。しかし、「相手が満足すると、こっちが怒る。中道をめざしたら中途半端になり、否決された」(共和党幹部)という情勢で、調整はつきにくいとの見方も出ている。

米国 猛獣 盲従で「金融立国」などと博打打ちに転換した日本は,とどのつまりは親亀転けたら皆転けた,米国との協調をことさらに主張する口の歪んだおっさんの所信表明などまさに茶番,世襲議員の頭の悪さと甘さを露呈しただけのこと.
そのすきに,元凶ポチは矢面に立たないようにとさっさと豚面.
ある意味判りやす過ぎて面白いですな.