象牙は金になる

大変残念なことですが，こういうことになりました．

象牙、日本に輸出へ　アフリカ３国に一部解禁

2007年06月04日08時09分
http://www.asahi.com/international/update/0604/TKY200706030124.html

絶滅のおそれがある野生動植物の国際商取引を規制するワシントン条約（ＣＩＴＥＳ）の常設委員会は２日夕（日本時間３日未明）、オランダ・ハーグで開いた会合で、アフリカ３カ国から日本への限定的なアフリカゾウの象牙輸出を認めた。アフリカ側でのゾウの保護や密猟監視体制が整い、日本の国内流通管理も問題ないと判断された。
象牙取引は８９年に全面禁止されたが、９９年に一時的解禁されており、それに次ぐ措置となる。
限定輸出するのはボツワナ、ナミビア、南アフリカの３カ国で、計６０トンの取引が認められる。輸出時期は未定。
３カ国ではゾウの保護に力を入れた結果、個体数が回復し、常設委は０２年、自然死したゾウや政府の計画に基づいて間引きされたゾウの象牙取引を原則的に認めた。ただ、生息数を正確に把握するために条約が定める「ゾウ違法捕殺監視システム」のデータが十分にそろっていないとして、取引の実施には待ったがかかっていた。
常設委は昨年１０月、日本を輸入国として認めることで合意し、条約事務局に輸出３カ国と日本の最新情勢に関する報告書を出すよう指示。今回、この報告書を検討し、最終判断を下した。報告書は、昨年大阪で大規模な象牙密輸が摘発されたことに言及し、大阪府警が密輸ルートの解明を進めていることを評価した。
輸入希望国としては、やはり印鑑や工芸品として需要がある中国も名乗りを上げ、採決が行われたが、否決された。

「持続的開発」という大前提からすると当然の帰結ですが，中国はあかんやろ，というのは政治的に如何にもらしい．＾＾；

●とりあえず - 【ねこまたぎ通信】
●象牙問題 ワシントン条約会議開催中 - 【ねこまたぎ通信】
●象牙問題 - 【ねこまたぎ通信】
●象牙問題２ - 【ねこまたぎ通信】
●ワシントン会議 - 【ねこまたぎ通信】

詳しい話はいつもワシントン条約会議でロビー活動しておられるダクタリの報告を待とう．

えーと，らっこさんのコメントをヒントにこちらを探ってみました．

●東京象牙美術工芸協同組合
●神戸港象牙密輸事件を契機とした象牙管理制度の運用改善を求める要望書
●「JWCS レポート 日本の 象牙取引と改訂された 象牙取引管理制度の 分析」
●逮捕された象牙業者と象牙業界に対する徹底した捜査の継続を求める要望書
●日本で発生した象牙密輸事件に関する要望書
●「象牙の国際取引再開が日本の象牙市場に与えた影響」野生生物保全論研究会（JWCS）
●Black and Grey -Illegal Ivory in Japanese Markets Markets-
●Black and Grey -Illegal Ivory in Japanese Markets Markets-2nd Edition
●Black and Grey要約
●警察による象牙密輸犯罪組織撲滅への取り組み
●ケニア政府、スポーツ狩猟解禁か
●アフリカゾウの間引き処分に科学的根拠なし
●ケニア政府のサイ密猟者狩り
●５千万ペソ相当の密輸象牙、行方不明となる
●ケニアレンジャーが密猟者と死の戦い
●2007象牙レポート
●試行的象牙取引の再開が議論に
●試行的象牙取引の再開決定について（コメント）
●日本向けの象牙の競売・輸入開始について
●南部アフリカ３国からの象牙の輸入について