　ひなさん，みんこんです - 【ねこまたぎ通信】

他の追随を許さない世界最大の貧困国である美国では，大変なことになっているようです．
先日，アカデミー賞の授賞式をツッコミ入れながら見ておりましたら，受賞者の中にはスピーチで~~「再チャレンジ！」~~「Dream come true！」を口にされる方もおられました．そりゃまあ，花も実もある芸能界のことですから，それはそれでよいと思います．スラムで飛び出しナイフをいじって，カツアゲとかツッコミとかしていた悪ガキが，一旗揚げようとハリウッドにやって来て，売れない間はファーストフード店の床掃除をやったり，ポルノ映画に出演してあんなこととか，こんなこととか，ちんことかうんことか，あーなるとかあーぬすとか，そんなことしたりして下積みを重ね，そんな努力と根性とシャブ漬けでようやくたどり着いた主演作品，そして主演男根賞とか助演女陰賞とか勝ち取ってスポットライトを浴びている自分に陶酔してしまうのは，大変良く理解できます．
でも，~~「再チャレンジ！」~~「Dream come true！」と叫び出したい気持ちはとてもよく判るのですが，現実には努力をすれば夢が叶うというのは極めて希なことであって，しかも，貧困者は決して夢をあきらめ，努力を放棄した怠け者というわけではありません．
ああ，アメリカの現実とは．

●アメリカ医療システムの危機：医療難民、カナダに越境: 暗いニュースリンク
●http://hiddennews.cocolog-nifty.com/briefing/2007/03/754000_6ed7.html