【ねこまたぎ通信】

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英法務長官が機密メモの細部報道に禁止命令

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1505721/detail


アルジャジーラ特約23日】英国の法務長官、ゴールズスミス卿は23日、英紙デイリーミラーに対して、ブッシュ米大統領がアルジャジーラを爆撃する意向を示したという英政府の極秘メモについて、これ以上詳細な報道を行わないよう命じた。
同紙は同日、「本紙が22日に一面に独占記事を掲載したことに対し、ダウニングストリート10番地(首相官邸)からは何もなかった」と報じていたが、同法務長官は、これまで以上、機密文書から詳細を報道することは政府機密保持法違反となると警告した。さらに、同長官は、もしデイリーミラーがこれ以上の細部報道をしないと確約しなければ、最高裁に即時仮処分命令を申請すると脅した。
同紙は「基本的には応じる」とし回答し、リチャード・ウォレス編集長が「われわれはダウニングストリート10番地に記事掲載の意向を十分知らしめていたが、公式にも非公式にも『何らのコメント』も戻って来なかった。その24時間後、われわれは(政府機密保持法の)第5条で迫られたのである」と語った、と報じた。
英ガーディアン紙の報道によると、ブレア政権が漏洩した政府文書の内容に関して、新聞を訴追すると迫ったのは初めてのことである。
ホワイトハウスはデイリーミラー紙の報道を「突飛」と呼んで、一蹴、マクレラン大統領報道官は22日、「われわれは非常に突飛で思ってもみない事に回答して、もったいをつけてやるつもりはない」と言明した。
アルジャジーラは、これまでそのイラク戦争報道が米国によって批判されてきたが、「もし、この報道が正しいとすれば、それはアルジャジーラばかりでなく、世界中の報道機関にとって衝撃的であり、懸念されることであろう」と声明、この報道を自社として調査すると述べた。 
アルジャジーラは22日の声明で、もしミラー紙報道が真実であれば、「アルジャジーラの社員と事務所を含むこれまでの諸事件についての米国政府の見解には、重大な疑問が起きるであろう」と述べた。
英国の1公務員が、政府文書を漏洩したとして政府機密保持法違反に問われている。
ミラー紙によると、「最高機密」のスタンプが押された、当のメモは2004年、当時、労働党の下院議員だったトニー・クラーク氏のノーザンプトンの事務所に届いた。
公務員のデイヴィッド・キオ氏(49)がクラーク氏のところで働いていたレオ・オコナー氏にこのメモを渡したとして、容疑を掛けられている。
両人は来週、裁判所に出頭する予定。クラーク氏はイラク侵攻作戦に反対して、前回総選挙で落選したが、このメモを首相官邸に返還した。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年11月24日13時36分

以下問題の政府メモについて.

英首相府メモ: ブッシュがアルジャジーラ爆撃を画策 [イラク情勢ニュースより]

  Memo: Bush wanted Aljazeera bombed
  アルジャジーラ 11月22日 
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http://english.aljazeera.net/NR/exeres/FA5DC791-B0D3-418E-9946-87162E6C6EC1.htm


ブッシュ米大統領はアルジャジーラ爆撃を計画していた−−イギリスの新聞『デイリー・ミラー』が極秘(トップ・シークレット)とされた英首相府メモ(ダウニング・ストリート・メモ)を引用して報道した。
5頁に及ぶブッシュとブレア英国首相の会話の写しは、ブレアがブッシュに本拠地(=アルジャジーラ本社)への軍事攻撃を実行しないように述べたことを明らかにしている−−出所不明の情報筋が『デイリー・ミラー』に語った。
ブレアが2004年4月16日にワシントンを訪問中におこなわれた2人の会談の写しは、伝えられるところでは、ブッシュがカタールのドーハにある衛星テレビ局(アルジャジーラ)の本拠を攻撃したかったことを示している。
伝えられたところでは、アラビア湾岸諸国のなかでも西側陣営の同盟国であるカタールの首都において、そのような攻撃が報復攻撃を誘発させることをブレアは恐れた。
アルジャジーラはニュース声明のなかで、このレポート(記事)について調査中であり、アメリカとイギリスの両政府に回答を促していると述べた。
イギリスのある政府職員が、(機密扱いの)政府メモをリークしたと伝えられたことで、公的秘密に関する法令によって告発された。


 ◆告発された職員

内閣府の職員(公務員)デビッド・キオフはこのメモを元国会議員のトニー・クラークに雇われていたレオ・オコナーに渡したとして告発されている。
キオフとオコナーは2人とも、来週、ロンドンのバウ・ストリートにある行政裁判所に出頭する予定である。
『デイリー・ミラー』によると、クラークは首相官邸にメモを返した。だがクラークからは23日中のコメントを得られなかった。
23日付の『ミラー』紙は、ブッシュの脅しは「ユーモアがあり深刻ぶることはない」というイギリス政府高官(匿名)の発言を掲載した。
アルジャジーラによるイラク戦争報道は、アメリカ主導で2003年3月の侵攻が進められたあと、米国政府から非難されることになった。
ある情報筋は『ミラー』紙にこう話した−−「このメモは爆弾であり、ブッシュに大きなダメージを与える」と。
「彼はカタールその他の場所でアルジャジーラを爆撃したいとうち明けた。ブレアはそれは大変な問題を生じさせると返答した。」
「ブッシュがそれを望んでいたことは間違いなく、ブレアはブッシュがそうすることを望んでなかったことは確かだ。」


 ◆ひどい重症

別の情報筋は次のように話した−−「ブッシュはブレアと同様、ひどい重症だ。その深刻さは2人の男の言葉遣いから明白だ」と。
首相官邸に勤務するブレアのスポークスマンは、「われわれはこの件で話すことは何もない。リークされた文書についてコメントしない」と語った。
『ミラー』紙は、そのような爆撃は(実行されると)イラク戦争以後では最もやっかいな外交問題となっただろうと書いた。
同紙は、このメモ(の内容)は「アルジャジーラへの他の攻撃は事故だったという主張に新たな疑惑を投げかけている」と指摘した。そしてアフガニスタンの首都カブールにあったアルジャジーラ支局に対する2001年の直撃弾事件に言及した。
2003年4月には、米軍の空爆中にバグダッド支局が爆撃され、アルジャジーラの記者が死亡した。ドーハ駐在の米国務省報道官ナビル・コーリーはそれは誤爆だったと発表した。
2002年11月には、アルジャジーラのカブール支局が米軍のミサイルによって破壊された。そのとき事務所にスタッフはいなかった。米国政府の当局者は、彼らは攻撃目標がテロリストの拠点だと考えていて、アルジャジーラの支局だとは知らなかったと発表した。


 ◆首相官邸への異議申し立て

ブレア政府の元国防大臣だったピーター・カルフォイルは、くだんの写しを公表するよう首相官邸に申し立てをおこなった。
「透明性を確保するために、首相官邸はこのメモを公表すべきだと考える。詳細を知らせることは公共の利益に合致するようと思われる」とカルフォイルは報道協会に話した。
「この機会に、正確に何があったかを明らかにすべきだと思う。もしブッシュ大統領が友好国に本拠を置くアルジャジーラを爆撃したかったのなら、次の攻撃は有志連合軍にエンベッド取材してない報道機関に対してなされたのかという疑問が生じる。」
自由民主党の外交担当広報官であるメンジー・カンベル卿は、「もしそれが真実なら、イラクの事態がコントロールを失ってキリもみ状態になり始めているように、これもブッシュ政府の絶望的状況を強調するものだ」と語った。
「この件で政府は政治的な厄介ごとを避けようとしているのだろうが、首相とブッシュ大統領の関係がいかに危険なものになっているかを示すものだ」。


 ◆『アル・クドス・アル・アラビー』紙の反応

ロンドンの本拠を置く『アル・クドス・アル・アラビー』紙のアブダル・バニ・アトワン編集長は、21日にロンドンからアルジャジーラと電話で話し、「ブッシュがドーハのアルジャジーラ爆撃を画策していたという問題は、ワシントンでもロンドンでも広範囲に論じられることになるだろう」と指摘した。
「アメリカとイギリスの記者たちは報道機関に対して軍事力を行使するという米国の計画が報道されて激怒している。」
「アラブおよび世界の報道機関は今、真実を明らかにしたがらない米国が展開するテロ・キャンペーンのもとに置かれている。」
「占領するために道義的にも法的にも不当な手段を行使し、10万人以上を殺し40万人以上の国民を負傷させていることから、アメリカ政府は面目を失うはめになった。」
「戦争の結果、イラクで明らかになってきたことは、なぜ報道陣がミスリードされるのか記者たちに疑問を投げかけてきた。」
ニューヨーク・タイムズは、アメリカ政府の目的を正しく調査しなかったことで世論をミスリードしたと謝罪した。」
「メディア(報道機関)に対して軍事力行使を検討するということは、自由な世界・民主主義の価値・報道の自由をリードするふりをして、最悪のメディア・テロが国によって遂行されるということだ。」