【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 ナブルス通信から

米国経由で日本の税金もながれているかもしれません。
とりあえず、かもしれません。・・・(゜_゜i)

       **以下、転送を歓迎します**

     ○○○ナブルス通信 2005.6.20号○○○
            ☆mini☆
        http://www.onweb.to/palestine/
          Information on Palestine
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◇contents◇

◇米国の税金をイスラエルは不法な境界に使う

◇Information

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◇米国の税金をイスラエルは不法な境界に使う

パレスチナイスラエルの「停戦」合意発表がシャロンアッバス両首脳によってなされた2月8日の前日、米国のライス国務長官パレスチナへの まとまった資金援助を発表 した。しかし、数日後には この支援金からイスラエルが検問所を作るという話 が未確認ながら報じられた。モファズ国防相が命じた特別チームが「人道的な」検問所を研究しているという話もついて。

そのことがつい先日、イスラエル外務省の発表した文書で明らかになったということを、米国の団体のプレスリリースから。支援金の使途問題だけではなく、ここには「人道的な検問所」と、それが隔離壁に沿って置かれるという、壁による境界の一方的移動が浮かび上がってくる。
[ナブルス通信]

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「米国の税金をイスラエルは不法な境界に使う」

Council for the National Interest プレスリリース
2005年6月15日

Israelis will use U.S. Tax Dollars on Illegal Border
Press Release, Council for the National Interest
15 June 2005

 イスラエル外務省が近頃発表したところによると、米国からのパレスチナのための2億ドル(200億円)援助パッケージのうち、四分の一にあたる5000万ドル(50億円)をイスラエルがワシントンからもぎとり、イスラエルパレスチナの「分離ライン」に置かれるハイテク検問所(「ターミナル」)の建設に使うことがわかった。発表された文書のタイトルは「イスラエルの援助ステップとパレスチナ人への人道的手段」というもの。

 つまり、米国民の税金は、イスラエルがここ2年間[ママ]*1に渡ってパレスチナ領内に一方的に建設してきた「分離壁」のルートに投じられるということだ。

 このイスラエルパレスチナの急ごしらえの境界は、いかなる法的な権威からも認められたものではない*2パレスチナ人のために、また、パレスチナ指導者のマフムード・アッバスの成功を支えるために計画された援助は非常に皮肉なことに、第2次インティファーダが始まって以来、パレスチナ人の生活を悲劇的に、また苦痛に満ちたものへと破壊してきた検問所(ターミナル)の近代化にあてがわれてしまうのである。

 なぜパレスチナ人への援助の割り当てから5000万ドルが検問所のために削り出されるのか──その動機はおそらくイスラエルへの米国からの援助がイスラエルの外─西岸やガザなど─に使われることが許されていないからなのだろう。検問所を作ろうとしている「分離ライン」はパレスチナの領域にしばしば深く入り込んでいるのだ。

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(続きは以下でどうぞ)
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200506190008.htm

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>◇Information

[広島]報告会 "Is Peace possible?" 
− 壁、パレスチナの女性と子どもたち、バヌヌさん・・・
イスラエルパレスチナを訪問して感じたこと −

報告者: 野間了子
日時: 6月29日(水)午後6時40分より
場所: 広島市まちづくり市民交流プラザ北棟5階研修室A
    (袋町小学校となり)
入場カンパ: 300円
主催:(社)アムネスティ・インターナショナル日本ひろしまグループ
問い合わせ先: 090-3177-7336
http://ww3.enjoy.ne.jp/~rnoma/

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米国の公式援助

 米(建国以来多額の有償無償経済援助を実施。98年までの総額は800億ドル弱に達している。対エジプト平和条約締結後の1981年以降は全額無償援助となり、85年以降は経済援助12億ドル、軍事援助18億ドル)。イスラエルの提案を踏まえ、99年より、米の経済援助は毎年1.2億ドルずつ減額され10年間でゼロにすることとされている。(但し、その半額は軍事援助の増額分として振り分けられる。)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/israel/data.htmlhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/israel/data.html

【注意:古い資料】企業とイスラエルの関係:パレスチナ情報センター
アメリカとイスラエルのための狂騒組曲http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/new_world_order/1.html


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*1:隔離壁(「分離壁」)の建設は2002年6月から始まったとされており、3年のほうが正確な数値。この壁のルートなどについては、 Stop the Wall! キャンペーン に様々な情報が。

*2:2004年7月、ハーグ国際司法裁判所(ICJ)はイスラエル隔離壁を人道に反する違法なものだとして、建設中止、建てた部分の撤去、生じた被害に対する補償を行うよう裁決を下したが、イスラエルはそれを無視し、建設を続けている。