おやまあ、また。政治家っちゅーのは「嘘は罪」にはならないのね。

シリアへの大量破壊兵器移転なし　米調査団結論

2005年04月26日21時18分
http://www.asahi.com/international/update/0426/012.html
　イラクで大量破壊兵器の捜索に当たった米調査団（チャールズ・ドルファー団長）は２５日、昨年１０月の最終報告書の補足版を発表し、イラク戦争開戦前に同国が大量破壊兵器やその関連資材を隣国シリアに移送したとの疑惑を裏付ける証拠はなかったと結論づけた。
　シリアへの移送の可能性については、ブッシュ政権側が開戦前から懸念を表明していた。最終報告書でイラク開戦時には大量破壊兵器がなかったとされ、さらに補足版でシリアへの移送疑惑も証拠なしとされたことで、ブッシュ政権が開戦理由に挙げた大量破壊兵器をめぐる疑惑はほぼ完全になくなった格好だ。
　補足版によると、旧フセイン政権の中に、兵器の移動について直接知る者はおらず、政府間の公式ルートの移動は「起こりえない」と判断した。限定的な分量の関連物資などが非公式に持ち出された可能性については「除外することはできない」としている。
　シリアへの移送疑惑については、デビッド・ケイ前団長が昨年１月に議会証言で「生物・化学兵器の備蓄が（イラク国内に）ない以上、移動することもありえない」と否定的な見方を示していた。