【ねこまたぎ通信】

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 イラク問題とパレスチナ問題が密接という認識は重要

200万パレスチナ人イラクに移住化秘密計画 レバノン紙がすっぱ抜き

 パレスチナ問題の様々な解決策が囁かれている中、難民200万人をイラクに移住させる計画が進行していると17日付のレバノンのアル・ムスタクバル紙が暴露した。
 バグダード大学付属のパレスチナ研究センターの報告書は、「パレスチナ難民のイラク移住問題が、イラク選挙の焦点に浮上してきた」と記した。
 「この問題は明るみには出ていないが、複数の米国機関とユダヤ機関、イスラエル機関が、選挙問題をイラク諸政治勢力との交渉材料に利用している。イラクの選挙戦で技術的・政治的な支援をする見返りに、この移住実施を促進するようにとイラクの政治諸勢力に圧力を掛けているのだ」
 「イラクの対外債務の軽減を債権諸国に説得するに当たり、世界的なユダヤ資金は重要な役割を演じた。その見返りは、バグダードの立候補勢力がイラクへのパレスチナ難民移住に同意することだ」との恐るべき情報も明らかにされた。
 「最近ヤーワル大統領と米国内のユダヤ人ロビーとの会談が行われ、治安や選挙、パレスチナ人の移住問題など多数の議題が話し合われた」
 バグダードの情報によるとイラク北部のクルド司令部は、北部のスレイマーニーヤや、ドホーク、アルビール各州に数千人のパレスチナ難民を受け入れる用意がある。残りはイラク中部や首都バグダードに移住することになる。
 前述の報告書によると、イラク国内に吸収できる200万人以上のパレスチナ難民の移住が行われると予想される。イラク政府はパレスチナ難民問題の協議に参加し、移住協定に調印する。移住事業は5−6年後に実施される。この地域の一部の国は、この計画を承知している。
 バグダードのエンジニアリング・コンサルタント国民センターが明かしたところによると、複数の米国企業は、イラクで最大の住宅建設プロジェクト完成の青写真を用意している。プロジェクトは数百万人を収容できる巨大な集合住宅地区をバグダードから北西方向のヨルダンとシリア近くに建設することを含む。これらの住宅地区は、パレスチナ人の配備計画に基づき、現在の居住国から様々な道路を通ってイラクに入国する難民を管理する第一次集結基地ともなるようだ。
 同報告書によると、今後5年のうちにイラクは、ヨルダンやシリア、レバノンパレスチナ難民を吸引する地域となる。このことは大中東構想の一環である。
 イラク国防相シャーラーンは、イラク南部の一部のシーア派が多数居住する地域に、一部のパレスチナ難民を移住させる事業に協力を約束したが、シーア派住民は移住に警戒感を抱いている。その主な理由は、パレスチナ人の大部分はスンナ派である故、移住するとイラクスンナ派住民の数がシーア派住民を凌駕することに繋がるとの恐れだ。 
http://www.almustaqbal.com/stories.aspx?StoryID=104772
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イラク問題とパレスチナ問題は密接に結びついている。イスラエルパレスチナ難民の帰還権を認めるわけが無い。

アラブの声ML 齊藤力二朗
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