【ねこまたぎ通信】

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タイ南部の治安悪化 経済に大打撃

最高級ホテルが廃業、南部の治安悪化で[商業]

治安悪化が深刻化している深南部で、ホテルチェーン最大手のドゥシタニ(DTC)が運営している最高級ホテル、ロイヤル・プリンセス・ナラティワートが宿泊客減少のため12月末を最後に廃業する。深南部3県(ヤラー、パッタニ、ナラティワート)では分離独立を求めるイスラム過激派のテロ事件が相次ぎ、今年に入って500人以上が死亡した。地域の「顔」とも言える名門ホテルの廃業で、さらに地元の経済的ダメージが広がる恐れも出てきた。
4日付各紙によると、ロイヤル・プリンセス・ナラティワートは1997年に開業し、客室数は117。最大株主はサイアム商業銀行(SCB)。南部ではタクシン首相など著名人が宿泊する名門ホテルとして知られ、南部問題を協議する政府会合にも使われた。
キティコン・ゼネラルマネジャーは「収入がなく営業を続けられなくなった。105人の従業員には退職金を支払うことになるだろう」と述べた。
DTCは「ドゥシット」「ロイヤル・プリンセス」の2ブランドでホテルをチェーン展開。広報担当者は今回のホテル閉鎖が経営に与える影響は軽微と説明している。まだ廃業後の再利用法は決まっておらず、DTCは利用方法が見つかるまで建物を厳重に警備する方針という。

■45ホテルも廃業検討
ナラティワート観光協会のアブドゥル会長は「旗艦ホテルの廃業は観光業界にとって不吉の前兆だ。地域経済のダメージをさらに広げることになる」とショックを隠せない。同協会によると、県内45のホテルが年内または旧正月までは営業するものの、事態が改善されない場合は廃業する予定。年初からの治安悪化に伴い、宿泊客全体の75%を占めていた中国、マレーシアからの観光客がほとんど来なくなり、宿泊客数は1日平均計2,000人から300人に減少した。ホテルは料金値下げで宿泊客獲得に努力しているが、経営を維持するのは限界に近い状態だという。

■ゴム、製造業も打撃
南部では観光業界のほか、基幹産業の天然ゴム生産も深刻な打撃を受けている。一部地域では外出禁止令が発令されたこともあり、早朝のゴム採取作業がほとんど行えず、輸出業者は3県の生産高が30%減少すると見ている。
また、東北部出身の出稼ぎ労働者が相次いで帰郷したため、製造業では労働者不足の問題も深刻化。タイ工業連盟(FTI)は南部14県で計6万人の労働者が不足しているとみて、労働省に外国人雇用の規制緩和や投資家への減税措置を要請した。政府は現在、3県やプーケット県などを経済特別区に指定するため、関連法改正案の作成作業を急いでいる。

http://nna.asia.ne.jp.edgesuite.net/index.html

「紙製の平和爆弾投下の日に爆破未遂事件」

 タクシン首相の呼びかけで集まった紙で折られた鳥(製作工程が折り鶴とは微妙に異なっている)1億2,000万個が南部国境三県上空から散布される予定になっていた昨日朝8:30、先に国際的な関心を集めた暴動事件が発生したナラーティワート県ターク・バイ郡内にある国境市場で爆発物が発見され当局側が回収する騒ぎとなった。
 発見され安全処理が施された爆発物はパワージェル10Kgを使用した破壊力の強いもので、携帯電話を使用して遠隔操作で発火させる仕掛けになっていた。
 また、爆発物が発見された場所に至近の場所にある国境検問所の壁付近でも偽爆発物2個が発見され当局側により回収されている。
 また、ほぼ同時刻にヤッラー県ラーマン郡内で爆発物と思しき不審物が生ゴム加工工場付近で発見され回収されている。
 一方、昨日11:30頃パッターニー県ノーン・ヂック郡内で現在はエビの養殖場を経営している62歳の同県付きの元検察官と従業員の二人が徒歩で現れた二人組に撃たれ重傷を負い元検察官が搬送先の病院で死亡する事件が発生している。
 警察側は、犯人が元検察官等が車で養殖場に到着した際に徒歩で車に近づき、元検察官と一言二言会話を交わした後に銃を発砲している事から、一連の不穏な情勢との関わりの他に、個人的な係争毎の可能性をあるとして捜査を進めているとしている。
 また、鳥の散布を終えた昨日夜半にパッターニー県のヤッリン郡内及びメー・ラーン郡内で若者グループが火炎瓶を民家等に投げ入れる事件が報告されているが、人的な被害は確認されていない。

「平和の願い通じず、情勢再激化の兆し」
 空から約9,900万羽の紙で折られた鳥が撒かれた直後にパッターニー県の県都内で雑貨店を営む仏教系男性が射殺される事件が発生、またヤッラー県ではラーマン郡内の学校が放火されたのを手始めに合計6校が放火されるなど、政府側の思惑を嘲笑うかの如く連続して放火、襲撃、爆破事件が発生する一方で、南部国境三県に展開する情報当局は不穏な一味が12月5日から16日にかけて大規模な連続爆破・襲撃を計画しているとして関係当局に警備・監視体制の立て直し強化を警告するに至っている。
 一昨日19時過ぎ、折から国王陛下の誕生日を祝う祝典が開催されているさなかパッターニー県県都内で雑貨店を営む64歳の仏教徒の男性が客を装って店を訪れた若者に射殺された。
 また、一昨日夜半には同県ヤッラン郡内で2ヶ所及びメー・ラーン郡内で1ヶ所当局者及び一般住民の住宅を狙った小規模爆破または放火事件が連続して発生、更にヤッリン郡内では仏教系住民が所有するゴム農園が約3ライに渡ってゴムの樹に刃物等で傷つけられる事件も発生している。
 一方、ヤッラー県内では一昨日夜半から昨日未明にかけ合計6校の学校が放火される事件が発生している。
 また、同県ラーマン郡内では昨日20時過ぎ頃、地元行政機構の長の親戚にあたる48歳の住民男性がバイクに乗った二人組に刃物で頭部を切りつけられ負傷する事件も発生している。
 また、ナラーティワート県内では、昨日未明にランゲッ郡内で警察署付近に仕掛けられた爆発物が爆発、更に7:30頃には同郡内の三つ又交差点付近に仕掛けられた爆発物が爆発し、教師の警備に当たるための詰め所に居た当局者4人が負傷を負った。
 爆発が発生した三つ又交差点は先週にも爆発事件が発生していた。
 また、10時過ぎには先に爆発が発生した三つ又交差点付近で再度爆発物が発生している。
 更に同郡内では、昨日午後過ぎ、自動車修理店付近に仕掛けられた爆発物が発見され、当局側により安全処置が施された後に回収されている。
 一方、南部国境三県に展開する情報当局は昨日までに、不穏な一味が12月6日から16日までの間に大規模な連続爆破・襲撃を計画しているとして、関係当局に対して体制を立て直すと共に、監視・警戒を最大限に強化するよう警告している。
 消息筋によると、不穏な一味は約15人の死ぬことを畏れないよう教え込まれている者を含む約50人で構成された複数の若者グループが南部国境三県内で橋や鉄道等の主要施設を狙った爆破・放火、及びM79迫撃弾等を使用した当局者への襲撃を計画しているという。
 一方、学校の警備に当たっていた自警組織のメンバーが襲撃された現場を視察している際に銃撃を受け重傷を負い入院中だったパッターニー県のスントン副県知事が昨日夕方入院先の病院で死亡した。
 同氏の様態に関しては一時快方に向かっていると報じられていた。

http://homepage3.nifty.com/jean/Papers/

タイはやっぱり素敵なことをするなぁ.
でも,相変わらず続く暴力.