ナイジェリア、5月の宗教抗争後25万8000人が難民状態

（ロイター）

　［ジョス（ナイジェリア）　４日　ロイター］　ナイジェリア当局者は４日、３カ月前にプラトー州で数百人の死者を出した宗教抗争後、現在も２５万８０００人以上が避難民となっていることを明らかにした。

　同国では、土地や政治権力をめぐる殺人が続いており、５月初めには、キリスト教徒民兵がイスラム教徒数百人を殺害。これにより数千人が避難し、オバサンジョ大統領が非常事態宣言を発動する事態となっている。

　支援団体によると、避難民の大半はプラトー州にいて、人道支援が受けられない状態にある。

　これに対し、隣接するバウチ州のキャンプにいる約６万人の難民は、医療行為や水の提供を受け、即席の学校も作られているという。