【ねこまたぎ通信】

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金武町「都市型」建設 米軍が警戒強化 酷い話

 【金武】米軍都市型戦闘訓練施設の建設が進むキャンプ・ハンセン基地に隣接する金武町伊芸区で、米軍の警戒がこのところ強化されている。伊芸区の池原政文区長によると、基地フェンス周辺や建設現場を眺望する監視台周辺、ときには区内の住宅地区内まで米軍のパトロール車両が入り込んでいるという。9日には区長と米兵がフェンス近くで鉢合わせし、パトロール車両が同区長の車を追尾し、区公民館まで監視を続けたという。

 池原区長は「基地外の民間地域のパトロールは住民をばかにしている。占領意識丸出しだ」と憤慨し、抗議申し入れを検討したいとしている。

 米兵らは、基地フェンス外側の道路沿いを中心にパトロールを行っており、池原区長は「建設反対の住民が基地内に侵入するのを警戒しているのでは」と推測している。

 こうした基地周辺の警戒活動は都市型施設建設に対する住民の抗議行動が始まって以降で、最近とみにパトロール車両を目にすることが多いという。


◇本体造成工事が本格化
 【金武】金武町のキャンプ・ハンセン内レンジ4射撃場で米軍が建設を進めている都市型戦闘訓練施設の工事現場で13日、重機を使った整地作業が確認された。本体の訓練施設建設に向けた土地造成工事が本格化したもようだ。

 同町伊芸区の監視台から重機の作業が目撃された。池原政文区長によると、午前8時すぎから重機2台がマツの木をなぎ倒し、整地をする作業が見られた。

 同区長は「連日、基地前で抗議行動を続けるが工事は止まらない。やるせないの一言」と嘆息。「中止させるには日本政府が米軍に申し入れる政治レベルの対応しかない。沖縄自動車道路も近く、危険性は住民だけでなく県民の問題。県知事が早急に日米政府に働き掛けてほしい」と話した。

琉球新報