【ねこまたぎ通信】

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インド総選挙で最終回投票、与党連合の過半数確保微妙?

 インド下院の総選挙(定数545、うち2議席は任命制)で10日、首都圏を含む16の州・連邦直轄地の182選挙区で5回目の投票があった。これで投票は全日程を終え、13日朝から開票、同夜に大勢が判明する見通しだ。各種の世論調査では、与党のインド人民党(BJP)が第1党の座を維持するとみられるが、終盤に入って野党が追い上げている。このため、人民党を軸にした与党勢力が過半数を確保するかどうか、微妙な情勢になってきた。

 主要メディア5グループが投票後の出口調査と世論調査による最新の議席予測を報じた。スターニュースは「与党勢力が263〜275議席を確保へ」と伝えたが、テレビ局「アージタク」は「248議席」で過半数ライン(272)に達しないとの予測を伝えている。

 与党勢力の解散前の議席は約280。当初は過半数維持との見方が強かったが、終盤から最大野党、国民会議派の善戦が伝えられた。

 人民党は選挙戦で「2020年の先進国入り」をスローガンに「大国インド」の夢を訴える作戦に出た。ところが、貧困層も多い有権者にはこれらの訴えでは不十分、との反省も党内には出ていた。後半戦から政権の実績や安定度を訴えるよう修正してきたという。

 10日の投票では、北部のパンジャブ、東部の西ベンガル各州で武装勢力の投票妨害などが発生し、2人が死亡した。

(05/10 22:35)

asahi