【ねこまたぎ通信】

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イラク駐留撤退 ホンジュラスも表明

 【ワシントン=大島宇一郎】中米ホンジュラスからの報道によると、マドゥロ大統領は十九日、メディアを通じて演説しイラクに駐留している同国の部隊を早期に撤退させる方針を表明した。イラク撤退表明をしたスペインに追随するもので、イラクに派兵を続けていた「有志連合」の中で動揺が広がった格好だ。

 ホンジュラス部隊は約三百七十人。七月末までの一年間の任期でスペイン軍の傘下に入り、地雷除去や医療活動を担当していた。駐留を継続するかどうか検討していたが同大統領はこの日「兵士の安全のため、できる限り早期に撤退するよう命令した」と表明。同盟国に通知したことを明らかにした。

 スペイン軍の傘下にはホンジュラスに加え、エルサルバドルドミニカ共和国が三カ国合わせて約千人を派遣している。スペイン撤退にともない傘下の国は指揮官を失った形となった。さらに各国の国内世論は駐留継続に対して厳しさを増しているといい、残る二カ国が続いて撤退を検討する可能性がある。

 これに対して米国務省のバウチャー報道官は同日の会見で、エルサルバドルドミニカ共和国の対応について「(駐留の姿勢に)変化はないと承知している」と述べた。

 中米諸国では、百十五人を派遣していたニカラグアが財政難を理由に部隊を引き揚げたまま、交代要員を出していない。

東京