【ねこまたぎ通信】

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表現の自由めぐり、米国へ批判・皮肉 情報社会サミット

 10日に開幕した世界情報社会サミットで、関連イベントの一つ、世界電子メディア・フォーラムがこの日、「メディアの自由と情報社会」をテーマに開かれたが、参加したメディア関係者からは、表現の自由をめぐり米国などの姿勢に対する皮肉と批判が相次いだ。

 イラク戦争の際の報道で、特に米政府から厳しく批判されたカタールの衛星テレビ局アルジャジーラの責任者はパネリストの一人として参加。「アラブを批判する意見もできるだけ出している。(アラブと西側の両方に)平等な機会を与えている」と語った。

 会場から意見を述べたのは、バングラデシュの新聞の編集者。「われわれ途上国にとって、表現の自由は民主主義と国の発展のために不可欠であり、表現の自由の敵は独裁だ。先進国では表現の自由をいま、国家によるテロ対策が脅かしている」と批判した。

 ベルギーに本部を置く国際ジャーナリスト連盟のエーダン・ホワイト事務局長は「アラブのジャーナリストは自由で多元的でなければならないと指摘される一方で、(アルジャジーラなどが)プレスの独立を示すと米国などが非難する」と発言。会場からは拍手がわき起こった。

(12/11 17:21)

あさひ