【ねこまたぎ通信】

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イラク駐留米軍、1700人が現場放棄か 仏紙報道

 イラク駐留米軍で、任務を勝手に離れる兵士が相次ぎ、5月の「大規模戦闘終結宣言」以降では約1700人にのぼると、すっぱ抜きで知られるフランスの風刺週刊紙カナール・アンシェネが3日報じた。米国への一時帰国を利用して、そのまま復帰しないケースが多いという。「イラクで米軍を悩ますのは襲撃による死者の増加だけではない」と同紙は指摘した。

 同紙は、仏情報機関が得た情報として報じた。ブッシュ政権内のタカ派は米メディアに漏れるのを恐れているという。駐米仏高官が入手した別の情報では、精神的な問題に陥って治療のため本国に戻された米兵が別に7000人いるとも伝えた。

 また、仏ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙は反戦弁護士を通じて米国内で会った現場離脱の米兵(28)とのインタビューを1ページつぶして掲載した。イラク人を殺した経験や現地で見た遺体のイメージが頭から離れず、2週間の休暇を得たのを機会に離脱。捕まれば禁固か出身国への送還が待っているとおびえ、日々住む場所を変えているという。

(12/04 20:54)

あさひ

●どっちみち撤退をせざるを得なくなるのだから,
傷は浅い内がいい