泥棒！

バグダッドでまた大量米ドル発見　１３４億円分

　２３日付のロサンゼルス・タイムズ紙（電子版）は、米陸軍のチームが２２日、バグダッドの大統領宮殿付近で１億１２００万米ドル（約１３４億円）の紙幣を発見したと報じた。米軍は１８日にも６億５６００万ドルを見つけており、総額は７億６８００万ドルになる。

　米軍当局者が同紙に語ったところでは、２２日に紙幣が見つかったのは、チグリス川西岸沿いの地区の豪邸敷地内にある七つの動物小屋。フセイン政権当局者が米軍の進撃から逃亡しようとした際に持ちきれず残したと見られるという。小屋の錠には、イラク戦争が始まった３月２０日付で、共和国防衛隊中将の署名があった。

　米政府当局者によると、ヨルダン中央銀行から１０億ドルの引き出しが行われたことがわかっており、まだ２億ドル以上が隠されている可能性がある。

　一方、１８日に発見された紙幣のうち、９０万ドルが盗まれる事件があり、米陸軍第３歩兵師団の４人の兵士が犯罪捜査対象となっている。９０万ドルは同日中にみつかったが、他にも行方不明となっている紙幣があり、別の２人の兵士が事情聴取を受けているという。

(04/23 22:53)