アルジェリア、イラク政府要人の逃亡を否定

　【カイロ23日鈴木眞吉】アルジェリアのトゥミ情報文化相は二十二日、イラク政府要人が同国に逃亡しているとの各種報道を否定した。ロンドン発行の汎アラブ紙「アッシャルクアルアウサト」が二十三日、報じた。
　トゥミ情報文化相は、「ラマダン副大統領やサハフ情報相が、アルジェリア国内に逃亡しているとの報道は事実ではない」と語り、十九日以降、二人が同国入りしたとの報道を否定した。さらに、イラク戦争が始まる前、フセイン大統領がアルジェリアと亡命問題で交渉したという事実も否定した。同相は、このような真実ではないニュースは、タリク・アジズ・イラク副首相がアルジェリアを訪問し、ブーテフリカ・アルジェリア大統領と会談して以降増えた、と語り推測に過ぎないとの見方を示した。