3月の新車販売、4万台突破 タイ

タイ国トヨタ自動車（TMT）が11日に発表した3月の国内新車販売台数は、前年同月比3割増の約4万1,683台に伸び、昨年12月以来の4万台突破となった。トヨタとホンダの乗用車が増加率2.2倍を上回り、乗用車全体では77％の伸び。ピックアップは前年比14％増にとどまったが、台数は前月に続き2万2,000台を超えた。

3月の国内新車販売台数は前年同月比29.7％増の4万1,683台。内訳は乗用車が77.4％増の1万5,346台、商用車が同12.2％増の2万6,337台（うち1トンピックアップトラック同13.5％増の2万2,809台）となり、前月（乗用車73.9％増、ピックアップ41.6％増）に続き乗用車がけん引役となった。

乗用車では、ヴィオスを擁するトヨタと新型シティ（日本名フィット・アリア）で挑むホンダの勢いが持続。トヨタの乗用車販売台数は127％増の6,614台、ホンダは123％増の5,971台とそれぞれ急増した。台数は少ないものの日本車以外も健闘し、ベンツが84.7％増の519台、シボレーが6.8倍増の411台となり、383台に半減した三菱を逆転した。

1トンピックアップトラックはいすゞが独り気を吐き48.7％増。トヨタ、マツダが4〜6％増にとどまり、日産、三菱、マツダは前月比では伸ばしたものの、前年同月からは8〜20％減少となった。