【ねこまたぎ通信】

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白昼、子どもら襲う爆弾 足切断の女児、憤る市民 一家7人生き埋めも

 【アンマン25日共同】白昼、街角で遊ぶ子どもたちを爆弾が“直撃”した−。「目標以外に当たらない」と最新鋭兵器の性能を強調する米側。だが二十五日、爆弾がサッカーボールを追い掛けて子どもたちが走り回るバグダッド中心部の住宅街を襲った。生々しい様子を、住民が共同通信の電話取材に語った。

 住民らによると、爆弾が空き地で遊んでいた子どもらの間に落ちたのは午後二時半ごろ。激しい音を聞いて現場に駆けつけた、近くに住む学生のハイダーさん(21)は、惨状を家族に話した。

 「アラエという四歳の女の子の足に破片が突き刺さり、別の男の子三人も病院に運ばれた」 女の子は片足を切断し、三人も重傷を負ったという。

 周囲は爆音を聞いて飛び出してきた住民や、駆けつけた数台の救急車でごった返し、人々は「人間のすることじゃない。怪物のすることだ」「決して神はアメリカを許さないだろう」と口々に叫んでいたという。

 市中心部のアルウィーア地区にある小児病院のアハマド医師も、電話で「二十四日昼の空爆で高級住宅が並ぶ地区も被弾し、一家七人が崩れた家屋の生き埋めになったと聞いた。近所の人が総掛かりで捜索しているが、まだ見つかっていないようだ」と説明した。

 「民間人に死傷者が出ないよう最大の注意を払う」(ラムズフェルド米国防長官)とする米側の主張とは裏腹に、日を増すごとに現地からは一般市民の被害と、怒りの声が伝えられる。
(了) 03/26

共同