米軍ヘリ墜落６人死亡、撃墜か イラク北部

　イラクの米英暫定占領当局（ＣＰＡ）によると、同国北部のティクリート近郊で７日朝（日本時間同日午後）、米陸軍のヘリコプターＵＨ６０ブラックホーク１機が墜落し、操縦士を含め搭乗していた兵士６人全員が死亡した。駐留米軍当局は「墜落の原因は分かっていない」としているが、ロイター通信などは米兵の話として、ロケット弾で撃ち落とされた可能性が高いと報じた。

　墜落現場は、米軍が基地を置いている旧大統領宮殿に近いチグリス川東岸。墜落機の残骸（ざんがい）からは煙が上がり、米軍が現場で事故原因の調査を続けている。ＡＰ通信は米軍士官の話として、同日朝、チグリス川付近で銃撃戦があり、大きな爆発音が２回響いたと伝えた。

　ＵＨ６０は１０月２５日にも、ティクリート付近でロケット弾攻撃を受け、撃墜されている。２日には中部ファルージャ近郊で大型双発輸送ヘリが地対空ミサイルで撃墜されたばかりだ。

　ＡＦＰ通信によると、この大型ヘリに乗っていて負傷、ドイツ国内で治療を受けていた米兵１人が６日になって死亡し、撃墜による死者は計１６人になった。

　一方、北部のモスルでは７日朝、米１０１空挺師団の車列に対する待ち伏せ攻撃が２件連続して起こり、米兵１人が死亡、９人が負傷した。同市では６日にも走行中の米軍車両が道路脇にしかけられた爆弾で攻撃され、乗っていた兵士１人が死亡、２人が負傷している。 (11/07 21:28)

●大変効率のいい戦いを展開しているみたいです．
アメリカは必ず負けます．