【ねこまたぎ通信】

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「自衛隊は100%攻撃対象、米兵殺害は30万円」 イラク民兵組織

 自衛隊イラクに派遣されれば「100%攻撃対象となる」。イラクの旧フセイン政権の民兵組織サダム・フェダイーンのメンバーで、今も駐留米軍への攻撃に加わっているアリ氏(26)は共同通信に対し、こう警告し、米軍の撤退まで戦い続けると強調した。

 バグダッド市内でインタビューに応じたアリ氏は「(自衛隊が)なぜイラクに来るのか分からない」と反発。攻撃の具体的指示はまだ出ていないとしながらも「米軍とどこが違うのか」と疑問を投げ掛けた。

 アリ氏の直属の組織は数百人規模で、北部のティクリットなどの組織も含めると、全体で数千人に上るという。旧政権からの武器や弾薬が豊富に残っており、報酬は作戦ごとに1500ドル(約16万3000円)。米軍基地や戦車への攻撃の場合は計2500ドル、米兵殺害は計3000ドルになるという。

 アリ氏は、フェダイーンのメンバーだった兄が4月に米軍との戦闘で死亡したことなどを機に組織入りし、これまでに4回の作戦に参加。10月8日には中部のファルージャで、米軍の車列にロケット弾を撃ち込む仲間を機関銃で警備したが、ロケット弾は目標をそれ、作戦は失敗した。(共同)

[2003/10/28/17:41]