お見事、一本!
学生がウィキペディアに嘘の書き込み、多数の欧米大手紙がだまされて引用
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200905071952
2009/5/7 19:52 - 3月に死去した映画音楽の作曲家、モーリス・ジャールのウィキペディア(Wikipedia)の項目にアイルランド人の大学生がもっともらしい嘘の書き込みを行い、多数の欧米の大手紙がその嘘の書き込みを元にして死亡記事を書いていたことが7日までに明らかとなった。
嘘の書き込みをしていたのは大学で社会学を専攻しているシェーン・フィッツジェラルド(Shane Fitzgerald)という22歳の大学生。
この学生はジャールが死去した翌日となる3月30日に、ジャール自身による発言として「ある人が私の人生は長いサウンドトラックのようだと形容したが、実際、私の人生は音楽そのものであり、音楽こそが私に人生を与えてくれたと」とするまったく嘘の書き込みを行っていた。
嘘の書き込みを行った学生が自分のブログで告白を行ったことから明らかとなったもので、本人によると「ウィキペディアの書き込みがどれだけ影響を与えるのか調べる目的で行った」とした上で「最初は、嘘の書き込みを真に受けて記事にするところはほとんどないと思ったが、実際にはイギリス、インド、アメリカ、果てはオーストラリアの新聞までもが確認もせずにウィキペディアの記事をそのまま引用したのは驚いた」と述べている。
嘘の書き込みをそのまま引用して記事にした新聞社には英高級紙の「ガーディアン」なども含まれていた。
現場にいないジャーナリズムとは、こんなもん。
ネットの虚構性なんて今さらの気がする。
虚実の皮膜を縫い合わせるように漂うのがネットの醍醐味。
そこんとこ、勘違い野郎が大杉。
そういうことで、こんなやつをウイキウイキから引用。w
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