なぜショッカーに生まれたのか？
今日の昼休みの話題はショッカーについてであった。
様々の隠されたテーマや疑問、議論すべき問題点が浮かび上がってきた。
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- 仮面ライダーは一方的で残虐だというＰＴＡからの意見があるが、確かにわれわれはショッカーの視点を持ち得ないのか？
- 別の視点、ショッカーの視点から描くことは可能か？
- ショッカーの戦闘員の人権についての考察は必要ないのか？
- なぜ仮面ライダーは慈悲のかけらもなく破壊の限りを尽くすのか？
- 破壊衝動の根底には異形のモノとしての自己に対する激しい憎悪、つまり近親憎悪があるのではないか？
- そうすると仮面ライダーには父親殺しの寓意が込められてはいないか？
- ショッカーの戦闘員は、なぜショッカーの戦闘員に生まれついたのか？
- 黒タイツに黒覆面を「悪」の具象とするのは安易に過ぎないか？
- ショッカー戦闘員は世襲制か？
- あるいは、クローンなのか？
- 戦闘員たちは幼少期にショッカーの子供として不当に差別されたのではないか？
- ショッカー戦闘員の唯一の意思表示と見られるワンワード「いー！」は幼少期の心理的要因によるものとは考えられないか？
- つまり、ワンワード「いー！」は闘争心をかき立てるかけ声ではなく、別の意が含まれていないか？
- 例えば、ワンワード「いー！」は破壊されることのエクスタシーを「良い！」と表現してはいないか？
- それは自己のおぞましさの裏返しである自己破壊衝動ではないか？
- 改造されおぞましい姿になった改造人間たちの苦悩をわれわれは理解する必要があるのではないか？
- 肉体的美醜は、精神を歪めるのか？
- だとしたら、美醜の根拠はどこにあるのか？
- 彼等こそ最大の被害者ではないのか？
- では、本当の「悪」とはいったい何なのか？
- ブラックゴーストは、人間の心の中に真のブラックゴーストは存在する、だからブラックゴーストを滅ぼすことは出来ない、常に第二第三のブラックゴーストが現れると奇しくも語ったが、ショッカーにも同じことがいえるのではないか？
- 「悪」が抹殺されるべきであるとするならば、なぜ神は悪魔を駆逐しないのか？
- 「悪」と「善」は本当に存在するのか？
- 「善」は「悪」を必要としているのではないか？
- 神は存在するのか？
- 併存する理由はあるのか？
- あるいは、滅ぼされたのか？
- エトセトラエトセトラ。
議論の発端は、私の携帯に仮面ライダーキバのストラップがついていたことからであった。
議論の詳細については割愛するが、ショッカー婦人部については、さらに別のアプローチが必要かもしれないという意見が出たところで始業ベルが鳴った。
