世界の中心で愛を叫んだけもの

不良コンデンサを使っていたために軒並み停止するという曰く付きの某DELLのジャンク品を某所より入手し，ちまちま基板のコンデンサ付け替えをしていたたかぱぱです．
おかげさまでついに我が家にもペンティアム４が導入され，ウインドウズもＸＰにバージョンアップされました．v(o￣∇￣o) ♪
いやー早い早い．
てなわけで，久しぶりに大阪は日本橋にあるでんでんタウンに行きまして，材料や工具など買いました．ただ，ＧＷの真っ直中ということもあって魑魅魍魎が大挙して通りを埋め尽くしておりまして，ショルダーバッグに詰め込んだコンデンサを盗られてはなるまいぞと発狂寸前になって裏路地を駆け回りながら帰途につきました．
家に戻ってからしばらくは，犬のハナコと並んで，裏の森を眺めながら呆けておりました．
そういえば，最近裏の森で夜な夜な不審な物音がするのです．私の推定ではぼたん鍋の材料らしいのですが，まだ姿は確認しておりません．冬には熊が出たという情報もありましたので油断は出来ません．
家のすぐ裏手までやってきているようで，私が一服しに勝手口を出ますと，パキパキカサカサと音を立てて森の奥に消えていくということもありました．音の大きさからして狐狸の類ではなく，もう少し大型の獣のようで，木の皮を剥いたり，木の根を噛み砕いたりして中の昆虫を食べているような音と気配もしています．
先日，懐中電灯を手にして不審の主の現れるのを待っておりました．パキパキっと枯れ枝を踏みしだく足音が聞こえ，ここぞとばかりに足音の方向に照準を合わせて懐中電灯で照らしますと，光量が十分でなく姿までははっきりしないのですが，爛々と光る目玉がゆっくりと上下しながら森の奥を移動しているのが見えました．移動する目玉はひとつだけでしたので，私の方に横腹を向けていたか，片目をつぶってカニの横歩きしていたようです．森の暗闇を移動する光る目玉は，あたかも浮遊する人魂のようでした（人魂は見たことはありませんが＾＾；）．
一方，我が家の猛犬ハナコですが，寄る年波のせいか不審者の登場に警戒する様子もなく，夜中はぐうぐうと鼾をかきながら寝入っております．かつては，他人だろうがご主人様だろうが誰彼かまわず牙をむいて吠えたて，時には牙を突き立て，庭のバッタや蜂を貪り食うような獰猛でハングリーなワンコだったのですが，最近はただただハングリーなだけで野性を失いつつあります．
したがって，かつての父→ハナコ→母→長女→次女という我が家の序列が，母→長女→次女→ハナコ→父（メタボ）にすっかり変わってしまったようです．壁 |дT)o
夜な夜な森を徘徊しているのは，愛を求めて流離う私の魂かも知れない，などと妄想してみる．