|||||/( ̄ロ ̄;)\|||||||エメ・セゼール氏死去
ここで何度も取り上げたことのあるエメ・セゼール氏が亡くなられました.
謹んでご冥福をお祈りいたします.合掌.
文学運動「ネグリチュード」の詩人、エメ・セゼール氏が死去
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2379598/2843408
詩人で黒人文学運動「ネグリチュード」唱道者のエメ・セゼール(Aime Cesaire)氏。市長を務めたカリブ海のフランス海外県マルティニク(Martinique)島フォールドフランス(Fort-de-France)で(2007年1月26日撮影)。(c)AFP/ERIC FEFERBERG【4月18日 AFP】カリブ海のフランス海外県マルティニク(Martinique)島出身の詩人で、仏語圏の黒人文学運動「ネグリチュード」を唱道したエメ・セゼール(Aime Cesaire)氏が17日、同島中心都市のフォールドフランス(Fort-de-France)で亡くなった。94歳だった。
セゼール氏は「帰郷ノート(Cahier d'un retour au pays natal)」でデビュー。同じく詩人のレオポール・セダール・サンゴール(Leopold Sedar Senghor、セネガルの初代大統領)といった黒人文学者らとともに「黒人であることを肯定し、それを誇りとすること」を示す「ネグリチュード(黒人性)」という語を創出し同じ名称の運動をけん引、作品と政治活動を通じ植民地主義に立ち向かった。
戯曲では「クリストフ王の悲劇(The Tragedy of King Christophe)」、シェークスピアの原作を黒人劇へ翻案した「テンペスト(Tempest)」が知られている。
1945年から2001年の56年間にわたり、フォールドフランス市長も務めた。
9日に心臓障害のため入院して以降、健康状態が見守られていた。(c)AFP
自らの活動が生み出した諸問題を解決しえないことが明らかになった文明は衰退しつつある文明である。
自らの抱えるもっとも根本的な諸問題に目を塞ぐことを選ぶ文明は病に蝕まれた文明である。
自らの原則を策を弄して欺く文明は瀕死の文明である。
− エメ・セゼール
- 作者: エメセゼール,Aim´e C´esaire,砂野幸稔
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