聖火争奪バトル
最近無性に逃避したい願望に襲われ,仕方なくエスエフを読みあさっているたかぱぱです.
最近の目玉はやはり,筒井康隆の「ダンシング・ヴァニティ」でしょうね.夢も幻想も含めて主人公のすべての思考が現実として混在し,そこに作者の意識もなだれ込み,時間も空間もねじ曲げて感動のラストへ.またひとつ傑作が誕生しました.あと,スタニスワフ・レムの「虚数」,こいつも♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!作品です.知性とユーモアと想像力が生み出した思考実験の極北というべき作品です.
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/01
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- 作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,長谷見一雄,西成彦,沼野充義
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
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さて,最近チベット問題を巡って中国に対する抗議行動が過激の度を増していますね.中でも聖火リレーを巡る抗議行動に話題が集中しています.
かつてこれほど聖火リレーが世界の耳目を集めたことはないでしょう.
聖火は今どこを走ってるの? 青い服の人たちはどうしてるの? ってはらはらどきどきで皆さん見守っておられることと思います.是非わが公共放送にあられましては,「今日の聖火」コーナーを天気予報の後か前に設けていただきたい.
中には,もう中国人だけで聖火リレーしたら?という声も聞こえてきます.しかし,不謹慎かもしれませんが(と,一応断りを入れて),どうせなら,聖火リレーは聖火争奪戦にして,最後に聖火を持って北京のスタジアムにたどり着いたものにオリンピック最初の金メダルを贈呈することにしてみてはいかがなものか.
ただし,途中で聖火が消えたりしたら,振り出しに戻る,で,ギリシャから再スタート,国ごとに1チーム5人くらいで人数制限をし,武器や道具を使用しない,リレー中継地点は緩衝地帯として誰も手を出してはいけない,などルールを作る.ルール違反したものは,一回休み.
どうせなら,世界各地にトラップを仕掛けるのも面白いかもしれません.カードをめくって指示に従うとか,止まったものは5コマ戻るとか,もう一回さいころを振るとか,家を買うとか,子供が出来るとか,…
果たして聖火は無事に辿り着けるのか?!
開会までに間に合うのか?!
栄冠は一体誰の手に?!
ますますはらはらどきどきです.