【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 持続的開発のまやかし

「持続的開発」というのは,富を享受するものたちのまやかしにしかすぎない.
判っちゃいるが止められない♪♪
ということで,昨日の記事とも併せて考えてみよう.
バイオ燃料,って? - 【ねこまたぎ通信】
すると,見えてくるはず.
石油利権,水資源,食料,貧困,病気,…
いろんなものがコントロールされていることを.
エネルギー保存則…「ある閉じた系の中のエネルギーの総量は変化しない」
そして,エントロピーは平衡に向かって増大する.
っちゅーことですな.

資本主義は「エコ」でありうるか?

2007/05/20
トロントIPS=スティーブン・リーヒ、5月12日】
http://www.janjan.jp/world/0705/0705195738/1.php


資本主義は環境面、社会面から見て持続可能ではありえないという意見がある。
ブリティッシュ・コロンビア大学コミュニティ・地域計画校*1のウィリアム・リーズ氏によると、人間による自然資源の消費量は、地球の再生産能力を25%も上回っているという。1984年以降、消費量が再生産能力を超えるようになり、その超過分の割合は年々大きくなっている。また、環境汚染や廃棄物の量も、地球が処理できる量をとうに上回っている。
世界自然保護基金WWF*2の『生きている地球レポート2006』によると、世界全体が米国と同じような暮らし方をするとすると、必要な天然資源を供給するのに地球が5つも必要になってしまうという。
リーズ氏は、市場経済論者は環境汚染を外部性(externality)として処理し、そうした要素を経済モデルから排除していると指摘する。
また、資本主義の世界ではクリーンで効率性の高い技術が解決策として提示されているが、いくら効率をよくしても、それを上回る資源の消費がされてしまえば結局は意味がないとリーズ氏は語る。
他にも、有機的な商品を買う「責任ある消費」、モノではなくサービスを買う「経済の脱物質化」などの考え方もあるが、これらも決定的な解決策にはならないという。「定常経済促進センター」*3のブライアン・チェコ氏は、サービス経済であってもエネルギー消費は増えるし、サービス経済が生んだカネがまた別のものを買うことになるから、けっきょく資源の浪費は防げないと語る。
リーズ氏は、「持続可能性に関するすべての議論は、これまでのやり方を変えたくないということを前提にしている」ときわめて批判的だ。
これに対してリーズ氏がうたうものが「持続可能な繁栄」である。これは、資源の消費や廃棄物の発生が地球の限界を超えないようにすると定義づけられる。また、格差の縮小という社会的側面も重要だという。米国の企業経営者は、場合によって社員の500〜1000倍もの給料を取っていることもあるからだ。
地球環境保護をめぐる根本思想について考える。(原文へ*4

翻訳/サマリー=山口響/IPS Japan浅霧勝浩

IPS関連ヘッドラインサマリー:
2006−07年の課題:地球環境保護に消費者の力
http://www.janjan.jp/world/0701/0701288989/1.php
カナダ:大量消費による温暖化という代償
http://www.janjan.jp/world/0701/0701268874/1.php

一体いつまで幻を追い続けるのやら.
┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・