【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 給与は年収38万円

ぐでんぐでんに酔っぱらって車に轢かれそうになっているおっさんは見殺しにしても,それがうら若きお嬢さんだったら朝まで優しく介抱して差し上げるほどのフェミニストのたかぱぱです.
ですから,「育児ママの再就職、4割が「年収半減」 内閣府調べ」なんてニュースを断腸の思いで聞いております.特に,小さな子供を抱えて再就職もままならず,セーフティネットもなく,落ちれば奈落の底というような綱渡りを強いられている母子家庭の若い奥様の話など涙無しに聞くことが出来ません.税金は年収が半減しても生活レベルを落とさなくてすむ人たちからたくさん徴収するべきです.
それに比べて,法改正によって退職年金が少なくなるからと任期中にもかかわらず施行前に突然辞職してしまう政治家の話など聞きますと,怒りに目がくらんでディスプレイにトリプルクロスカウンターしてしまいます.そりゃ,別に違法でも何でもないですし,お前ならどうするよ,って尋ねられれば,一瞬逡巡してしまう自分がいることも確かです.残念ながら.誰だって「得したい」気持ちは持っていますものね.でも,政治とか行政とか立法とか,そんなものなんでしょうかね.
天下り規制も公益法人特殊法人は除外,ってことで,肝心要のところにはメスを入れないで骨抜きになりそうですから,とにかく「得したい」人たちばかりということになります.「得したい」人たちの,「得したい」人たちによる,「得したい」人たちのための政治なんですね.昔から民主主義というのは,胡散臭いんです.
じゃあ,そんな奴に投票しなきゃいいじゃないか,って声もありますが,「自分たちばかりが得する政治を邁進します」なんてマニフェストに掲げる政治家はいませんからね.やはり,私たちのためになる公約を皆さん掲げて頭を下げてまわっているわけです.そりゃもう,人の良さそうな,信頼できそうな笑みを満面にたたえながら.
そもそも政治家や官僚が得するような仕組みになっているのがいかんのですね.給与は民間よりも思いっきり安くして良いんです.日本の政治家の給与は高すぎるのです.年収38万円で良いです.日本ではこれが税金のかからない最低限度の暮らしが出来る金額のはずですから,それで十分じゃないですか.政治活動に必要なお金は別途払っていますし,政治献金だって認めているんですから.公務員も民間の(大手だけでなく全民間の)平均給与に足並みをそろえましょう.
そうすれば,公僕が得しないようにすれば,「それでもいい,私は国民,県民,市民,町民,村民のみなさまに奉仕したい」と心底願っている奇特な人たちが公僕になって一生懸命働いてくれるわけです.そういう人たちに対しては,国民みんなで老後の保障をしっかりとみてあげればよい.いや,そういう人だったら天下りを認めてさえよいでしょう.さらに,「得したい」と考える人材は民間に流れるわけですから,社会はより活性化され,税収も増え,借金は弁済でき,増えた税収を福祉や教育の充実に回すことが出来るのです.
「得したい」人は公僕には不向きです.「今は就職するなら公務員だよなー」なんて云っている学生は間違っても採用してはいけません.
公僕は国民に奉仕しなければならない,国民に委託された権力を駆使して悪さをしてはいけないということを定めたのが憲法なんですから,まず憲法を遵守することから始めなければなりません.その上で,不都合が在れば改正すればいいのです.それが順番です.今の憲法は,まずその大前提が守られていないのです.


ディスプレイ買い換えなきゃ.


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