【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 きれやすい

私もそうなんだけど,どうも昭和10年代後半〜30年代前半にかけて生まれ,高度成長期に青春を送った人たちは大変切れやすい.σ("ε";) ボクちゃんもちょっと記者に突っ込まれるとすぐに表情がムッとなって判りやすいでしょ.私もときどき自戒するのですが,殺意を抱いて人に接することもあり,もし,自分が為政者なら都合の悪い者は大量粛正してしまうだろうなー,時代が時代なら切り捨てご免も平気だろーなー,なんて考えてしまうことがあります.やましいことが無ければ,怒ることもないのですが.
安保闘争とかでさんざん学校で「いちご白書」しておいて,熱が冷めるとさっさと変わり身,「もう若くないさ」と言い訳して大企業に入った人たちもこの世代ですね.そんな心情的にはまったくのど演歌を平気で歌える厚顔無恥も持ち合わせています.鈍感という性質をあたかも能力か資質のように言い換える小賢しさもこの世代の特徴です.ただの鈍感ですので,転身はお家芸です.
また,この人たちはちょうど戦前に暴れた基地外老人たちの三世にあたりますが,敗戦後,それまで画一的だった価値観が一気に多様化して,いろんなイデオロギーが大手を振って若者に浸透していった時代で,旧世代と一線を画すという意味で変にプライドが高い人たちでもあります.戦前教育の色濃い二世の人たちにとっては挫折感のほうが強く,また,たとえ先代が基地外であってもその権力と暴力に対する畏怖と憧憬の入り混じった複雑な心理があったのですが,自我形成の過程で混乱期の熟成されない戦後教育を受け,エディプスコンプレックスにより強く支配された三世たちは,お父さんが大嫌いなのですね.ですから,この人たちは,「改革」とか「新生」とか,あと,横文字とか専門用語とか,そんな言葉が大好きで,時々変な和製英語を生み出すのもこの人たちですけど,やはり,自ら溝を作り,旧世代に理解されないことで一線を画すという姑息な精神構造を持っています.「ぼくらは違う」ということを執拗に主張します.
さらに,プライドの高い人は裏を返せばコンプレックスが強いわけで,白人金髪の人たちの優雅な家庭生活などをテレビドラマで食い入るように見ていた世代でもあるので,差別の重層構造にどっぷりと浸ってもいます.また,インディアンを皆殺しにする強い白人への憧憬も抱いており,敗者としてのトラウマは旧世代への反発が強ければ強いほど,より深く意識下に刻まれています.ベトナム戦争の泥沼化によってあふれ出したアメリカンニューシネマやヒッピームーブメントに代表されるような,米国のカウンターカルチャーを取り込むことで,自己批判を擬装することはできても,自発的な批判精神を生み出すことは出来ませんでした.これは,未成熟な彼らの精神構造がエディプスコンプレックスを超えるより強い動機付けを持ち得なかったためであると考えられます.ただ,彼らはそのことを絶対に認めません.戦後イデオロギーに慣れ親しんだ彼らは,自らの転身も差別意識も都合良く理論構築してオブラートでくるんで誤魔化す技術に長けています.したがって,自浄能力がありません.
きれやすくて,鈍感で,厚顔無恥で,コンプレックスが強くて,ずる賢い.
文字通り「唐様で売家と書く三代目」の最悪の売国世代と云えそうです.
今の日本の政治や企業の中核を担っているのがこの人たちなので,日本の現況を見ればよくお判りいただけることと思います.
それに比べて昭和の終わりから平成にかけての子供たちは,ほんとに優しくておとなしい子供たちが多いですね.この子たちは,おそらく従順に戦争に赴く世代ではないかと危惧しております.


あ,暴言,も得意ですね.


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