【ねこまたぎ通信】

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 イスラエルによる水資源支配

中東の水資源 イスラエルが支配 アラブ連盟が告発

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2007-01-10/2007011006_01_0.html


【カイロ=松本眞志】「中東の水問題の主要な原因はイスラエルにある」―アラブ連盟は昨年末に公表した報告で、イスラエルパレスチナヨルダン川西岸の占領地、ガザ地区の水資源を支配し、シリア領ゴラン高原レバノン南部の水資源を接収しようとしていると告発しています。


報告はアラブ連盟内の作業グループによって作成されたもので、中東通信社イスラム・オンラインが一日紹介しました。

それによると、イスラエルが使用する水の総量は年間二十億立方メートルで、うち65%はヨルダン川西岸ガザ地区レバノン南部、シリア領ゴラン高原を水源としています。

パレスチナでは年間八億五千万立方メートルの水が利用可能ですが、パレスチナ人はそのうち一億二千万立方メートル以下の水しか利用できません。しかもイスラエル人が河川や地下水、貯水池からの水を使用しているのに対し、パレスチナ人は雨水やわき水しか使えないとしています。

これは「一九六七年の侵略以来、イスラエルが占領地から水を奪取してきた」ためと報告は指摘。「イスラエルはシリア、ヨルダン、パレスチナなどアラブ側から大量の水を奪う計画を採用した。水は常にイスラエルの軍事戦略を導く最も重要な動機の一つだった」と述べています。

その上で、報告は、中東和平が達成された場合、アラブ諸国がアラブ側の水資源へのイスラエルの支配をやめさせ、水資源を確保する努力をおこなうべきだと呼びかけています。

中東事情に詳しい人たちからはすでに指摘されていることですが,ポチの最後のご奉仕としてイスラエルに差し出した「平和と繁栄の回廊」構想は,まさにこの占領地支配の後方支援にもなるんだろうな.
この回廊構想によって「中東地域の持続的な和平実現」「平和の配当」を人々にもたらすためには,イスラエルの当該地域からの完全撤退しか在りえないんですが,日本政府が占領批判をしたという話はとんと聞き及びません.
回廊構想の絶対的条件として,日本政府はそのことを明記すべきだし,最低限安保理決議242と338について言及し,合意確認を行う外交努力をする必要があるよな.
そもそも,暴力的な支配下にあって,どうやって「共通の経済的利益」を見いだせるというのだろうか.馬鹿も休み休みにして欲しい.
あまりにも現実を無視した回廊構想もくだらないが,その先鋒であるバカジャイカ馬鹿蛇烏賊も,占領地域の現状についてまったく語らないばかりか,「民生も治安もイスラエルに管理されている」なんて,シオニスト広報部みたいな事を言っている.ま,スタッフがイスラエル人と結婚しているなんて個人的なことは関係ないだろうけど,大の大人が寄って集って幼児虐待しているような力関係において,弱者の視点を持ち得ないというのは,いったいどういう事なんだろうね.


参照
ナゾなヨルダン渓谷開発問題──現地NGOと問題共有:パレスチナ情報センター:Staff Note
日本政府のヨルダン渓谷開発援助計画のナゾ:パレスチナ情報センター:Staff Note
リブニ外相来日と「回廊構想」:パレスチナ情報センター:Staff Note

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